このインタビュー記事

一通り読んだので、感想を書きます。

 

 

まあ先ず、過去作のオマージュを取り入れてるのはよく解るんですよ。

いや、俺はシリーズ未プレイではありますけど、一応シリーズについて調べてはいるのでね?

例えば緑色の肌の敵もオマージュだと思うんですけれども…

でも、取り入れ過ぎて逆に雑多となっている、と言う印象が有りますね。

二兎追う者一兎をも得ず、と言いますか。

 

俺のレビュー

と近い点数を付けている、The Games Machineのレビューを見てみましょう。

【「Double Dragon Revive」は、完全に期待外れでは無いものの、完全に魅了される事も有りません。これは、特にアクションが白熱し、コンバットシステムがその可能性を示す時には、何とか楽しませてくれる程度の、正に''及第点''のプロジェクトの典型例です。然し、そこから一歩踏み出すことは有りません。

​アークシステムワークスは、敬意を払い、まずまず堅実なベルトスクロールアクションを作り上げましたが、明確なビジョンを欠いています。過去への畏敬と、完全に現代化する事への恐れとの間で引き裂かれ、どこを見れば良いのか解らない''復活''です。

​その結果は、正直なところ、このジャンルのファンにとっては楽しめるタイトルではありますが、「Neon」や「Gaiden」の様な遥かに成功した実験作と比較すると、どうしても後世に名を残すことなく消えて行く運命に在ります。】

と言う内容のレビューです。

この、明確なビジョンを欠いていると言う点は、正しく俺も同様の印象を受けたところです。

俺の場合は、その事についてはレビューの中で、【初心者にとっても、コアなゲーマーにとっても、初代ダブルドラゴンのファンにとっても、悉く中途半端な作品に仕上がっていると言っても過言では無いタイトル】と書きましたが、もう少し振り切った作り方をして欲しかったですね。

初代を現代的にリブートする→初代を軸に作る→初代が軸だから、初代と近いタイトルの要素も少し取り入れておこう

みたいな感じで、シリーズの要素のあれもこれもと言うより、絞って、そこに現代的要素を入れるイメージで作った方が良かったのではないかと思います。

 

 

続いてここなんですけど、その遊び易さとクオリティの高さは、実現されているとは感じ難い所も有ります。

例えば、前方にジャンプした後の着地の時に微妙に慣性が前方に乗って着地が滑る部分は、スムーズなプレイフィールとは言い難く、妙なところで躓く要因になりますし、3Dで奥行きが有る中で敵が絶妙にウロウロしてこちらの攻撃が当たらず逆に敵に一方的に殴られる展開が起こり得るのも、スムーズなプレイフィールには繋がり難いポイントです。

コーエーテクモゲームスのTeam Ninjaの「NINJA GAIDEN 2」は、ダブルドラゴンリヴァイヴと同様に、基本的に主人公のアクションが1対1を想定したものでしか無いのに敵が大体複数同時に出て来て、それらの敵が主人公に向かって割りと本気で殴りかかって来る訳ですが、それでいてNG2の方がアクションゲームとしてレベルが高いのは、主人公が敵のガードを崩す手段を持ち、自ら能動的に敵を一撃KOさせられる手段を持ち、高い機動力で状況を一変させる事も容易に出来、それらアクションのひとつひとつを淀み無く流動的に行えるからです。

そこから比べるとダブルドラゴンリヴァイヴは、モッサリめのアクションで高い機動力はそれ程有りませんし、敵のガードを崩す手段も無いですし、一撃KOはギミックかハンマーに頼っているので、この内容でスムーズなプレイフィールだと言うのは普遍性に欠けるかなと思いますね。

攻撃範囲も限定的ですし。(デカい木の棒の攻撃範囲の見た目との一致のしてなさは異常)

後はやっぱり、アスレチック要素はプレイフィールがスムーズじゃ無いです。人によっては【妙なところで躓かされている】感覚になると思います。

 

Omeleteのレビューでは、

【タイトルが既に示している様に、「Double Dragon Revive」は、史上最も影響力の有るベルトスクロールアクションゲームの1つを復活させています。コンバットシステムは現代風に刷新され、プレイヤーにより大きな挑戦をもたらします。然しながら、プラットフォームセクション(アスレチック要素)は一貫性に欠けており、イライラさせられる可能性が有ります。】

と評価されていますし、Steamのユーザーレビューでも

【原作にもあるっちゃあるけどそこじゃねーよ】と言う主旨の指摘が書かれています。

後ついでに、この方のユーザーレビューの追記の部分に補足を入れさせて頂きますと、【ラスボスの分身には三角飛び空中スペシャル技でまとめて分身を消せはするが、分身にガードされていたり地中に埋まられたりしたら確実には消せないし、空中スペシャル技を出している最中にラスボス本体に画面全体攻撃を出され、着地のタイミングに噛み合ったら、問答無用で大ダメージを喰らう事が確定する。】

正に妙なところで躓かせて来るラスボスだと思いますね。

 

 

そしてここ。

初心者にとっては【最初のプレイフィール】が重要なので、難易度イージーはもっとイージーに相応しい内容にするべきだったと思います。

CAPCOMの「BIOHAZARD RE:2」は、開発段階では一番簡単な難易度でも難しかったそうですが、【難易度ノーマルは拘っても良いけど、難易度アシステッドは流石にもっと簡単にして欲しい】と言う主旨の意見をディレクターの安保氏がプロデューサーに出された事で、しっかりと一番簡単な難易度としてのバランス調整がなされ、その内容で世に出された訳で、ダブルドラゴンリヴァイヴにもそう言ったバランス感覚は必要だった筈です。

何せ現代のゲームなんですから。

ただ…

ボスキャラクターのプレイアブル化は嬉しいですね!✨️

個人的には、マーカスは先ずプレイアブル化して欲しいですが、女性キャラクターが現状マリアン紅一点なので、アンとミンか、リンダはプレイアブル化して欲しいかなと言った感じです。

後はローパーとかジョージとかアボボとかウィリーとか…

いやまあ、全員プレイアブル化でええやんって事なんですけど… まあ難しいでしょうから、一先ず俺はマーカスと女性キャラ希望ですね。

 

 

と言う訳で、まあ色々と苦言を呈しはしましたが、今後のアップデートは楽しみですし、都度何が変わったか・追加されたかと言うところは本ブログでも紹介して行きたいと思います。

 

はい、今回の記事は以j……

いや、ちょっと待て。

 

初代ダブルドラゴン

 

ダブルドラゴン2

 

マリアンがお陀仏させられるのは初代じゃ無くて2だぞ?🤔