
今更ながら、サンブレイクの盟勇診断
をやってみたら、俺と相性の良い盟勇はルーチカになりました。
ルーチカは、自己回復行動を一切行いませんが、その分非常に攻撃的であり、意外と頼もしい盟勇です。
回復サポートが得意なヒノエ(笛)と組み合わせて連れると、バランスが取れて、快適な狩猟体験を味わえます。
とまあ、ちょっとしたルーチカPRをやってしまいましたが、モンハンシリーズと言うと、ワールドやライズに関して、声の大きな人たちは「ヌルい」と評し、マスターランクで大体掌返ししていますが、一方でSteamでの評価はどうかと言うと、ワールドとライズは【非常に好評】であり、マスターランクはいずれも【賛否両論】となっていて、拡張コンテンツの方が評価を落としています。
昔のモンハンに遡ると、「モンスターハンターポータブル3rd」も、声の大きな人たちから「ヌルい」と言われていましたが、結果的にポータブル3rdはPSPソフトの中で最も売れたタイトルとなりました。(最終販売本数485万本と言うセールス記録は、モンハンシリーズの中ではワールドが出るまで最高記録だった)
どうして「ヌルい」方が人気が出るのか?
対戦型格闘ゲームなんかだとそれは如実ですよね。
小難しいゲームは多くの人はやろうとしないし、実際にやったところで楽しさを見出せずに辞めてしまう。
STREET FIGHTER III シリーズ、
とりわけ3rd STRIKEは、コア寄りの格ゲーファンからはブロッキングを始めとした対戦システムが洗練されていると好評である一方、初心者の大半からは逆にその対戦システムが難し過ぎると不評であり、一部のプロゲーマー(ウメハラ氏やマゴ氏等)からはブロッキングが嫌われています。(「能動的では無い」と言う理由から)
それは多分、単純な理由だと思うんです。
ビデオゲームは、エンターテインメントコンテンツ。つまり【娯楽】だから。
人間の心を楽しませ慰める活動。
「睡眠・食事・その他の生理的必需行動や労働・学業などの義務的行動の対極にある」もの。
難しいゲームと言うのは、往々にして、ゲーム内で義務的行動をプレイヤーに課して来ます。
【娯楽】を求めて、難しいゲームに(そこまで難しいとは知らずに)手を付けてしまったゲームユーザーは、「何だよこのゲーム難し過ぎ!」と言う感想を持ち、つまらなく感じてしまって辞めてしまう。
これは、【娯楽】を求めてビデオゲームを買うと言う心理・行動としては、ごく自然の事だと思います。
そして当然ながら、ビデオゲームのメーカーは【株式会社】な為、利益を優先させなければなりません。
より多くの人に自分達の商品を買って貰い、楽しんで貰い、継続的に自分達の商品を買ってくれる顧客になって貰いたいので、様々なジャンルのビデオゲームがどんどんユーザーフレンドリーな仕様に改善されて行っています。
で。
今回この記事で言いたい事は結局何なのか?と言いますと、「そこに対してケチつけるのってナンセンスじゃね?」と言う事です。
例えば、「このゲーム難し過ぎ!」と言う個人の感想に対して、「お前が下手なだけだろ」と言って来る偉そうなゲームユーザーとか、モンハンで言うと指示厨・効率厨と言われる様なゲームユーザーの事ですが。
先ずそもそも、「自分が好きでやっている事・当然の様に出来る事を、好まない・上手く出来ない他人」を非難する事、自身の思想を「全方位的に正しいもの」だと強く思い込みその思想で他人を染めようとする事、そう言った支配的な行動と言うのは、モラルハラスメントに通ずるので、倫理的に問題があります。
そしてそう言ったゲームユーザーは、メーカーに対してもケチをつけるもので、自分達が好き好んで熱中した「あのゲーム」と「同じゲーム」が出ないと、「あのゲームと同じにしろ」と毎回言い出します。
然し、根本的にビデオゲームメーカーと言うのは、【エンターテインメントコンテンツ】を提供する【株式会社】である為、【娯楽】を求める人々の多くに商品を届けて【利益】を生み出す事が仕事です。
メーカーにとって、自分達の商品を非常に好き好んでくれているマニアックなユーザーの声を聞く事は簡単です。
声が大きく、目立つから。
然し、自分達の商品に対して興味を失ったユーザーや、情報を得ておきながら製品版を購入していない人の声を聞く事は非常に困難です。
その商品の事を話題に出す事が殆ど無く、メーカーに対して意見を出す事も少ないから。
これが所謂、【ノイジーマイノリティー】と【サイレントマジョリティー】な訳ですが。
利益を優先する以上、マジョリティーに対してコミットする事こそ最重要事項なので、近年のビデオゲームメーカーはそう言った取り組みを強化していて、良い流れが形成されているなぁと思うところですし、そこを否定してしまうのはナンセンスでは?と思う訳です。
「激ムズなものも用意してくれ!」と言う【要望】を出すのは良い事だと思いますけどね。
ただ、その難しさとか、義務的な要素とかが、【娯楽】と言う、ビデオゲームの【核】となる部分から少し逸脱している、と言う認識は、持っておいた方が無難だと思いますね。
とまあ、ちょっと真面目な話でした。