G20首脳会議、オバマ次期大統領の出席不可との事で、実効性に疑問が付き、今日の反落に繋がったと思われるが、GS証券のキャシー・松井女氏は、このイベントにより、中国の政策が周知され、成長が促される公算の大きいとの思惑で、中国の株が上昇する可能性が強いと。
 また、日本でも政策主導により株価が一時的に回復する可能性も。
 ただ、ファンダメンタルズの改善が近づく2010年頃までは強気相場の到来は期待できないだろうとして、一時的なリバンドと見方ですが。
 問題は、イベントはイベントで、米国クリスマス商戦の行方なんですよね??、日経の夕刊には、金融不安の影響で米国家電量販店2位のサ-キット・シチィが破綻したと。
 これにより、思惑的には、デジタル家電売りとの形、逆に、楽天・ヤフ-などネット販売は買い。
 何れにしろ、クリスマス商戦は不発の可能性が強く、G20後の爆上げは、絶好の売り場かも??

 eワラント取引概況は、プット・コールレシオ*:89%(前日比+1%)11月10日
新規買い指数** :1%(前日比-4%)
日経PUT・CALL、NYダウCALL、楽天PUTの取引活発。

 朝の外資系証券12社経由の注文状況は、売り2210万株、買い2170万株、差し引き40万株の売り越しとの観測

 上へのブレイクに期待したいところではあるが by フィスコの村瀬氏


 日経平均は反落し、272.13円安の8809.30円。
 米GMの動向や金融機関の損失拡大懸念などを背景とした米国市場の下落影響もあり、大型株中心に利食い優勢の展開で始まった日経平均は8800円を割り込み、一時8704.56円まで値を下げている。
 ただ、昨日上昇が目立っていた海運は売りが先行するものの、その後はプラスに転じる銘柄も散見されるなど、中国の大規模な景気刺激策を引き続き好感する流れもあり、下を売り込む流れは限られている。
 後場に入るとオバマ次期米大統領が、ブッシュ大統領に自動車業界への緊急支援要請と伝えられたことを手掛りに急速に切り返しており、9056.31円とプラス反転にあと20円程度に迫っていた。
 ただ、積極的に織り込む流れにはならず、その後は再びこう着感を強め、大引けにかけては年金資金とみられる買いバスケットの動きもなかったことで、後場に入ってからのリバウンド部分を帳消しにしてしまっている。
 また、ムーディーズによる農林中金の格付けをネガティブに変更したことや倒産件数が大幅に増加したことなども警戒感を強める要因となっていた。
 物色としては原発関連などの材料株や次世代電池関連、また、新興市場の中小型株の一角が強含みで推移しており、主力処が冴えなく、出来高が低水準の中で材料株などでの値幅取り狙いが目立っていた。
 年金資金の動きとリンクしがちなトヨタは、結局、下方修正発表後に付けた安値を1ティック下回っている。
 引き続き、GMの動向のほか週末のG20、オプションSQ、ヘッジファンドの45日前ルールなどから動きづらい展開が続きそうであるが、チャート上では一目均衡表の基準線と転換線に挟まれている状況であり、両線の接近によってどちらかにブレイクしてくる可能性が強まってきている。
 為替相場は比較的落ち着いた動きをみせてきており、コマツや日立建など米国市場に振らされて乱高下をみせていた主力処も弱いながらも落ち着きをみせてきている感がある。
 底固めを意識し、上へのブレイクに期待したいところではあるが。

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