母の宗教は、母の女のきょうだい、つまり、姉や妹が全員入っていて、母の実の母親(私の母方の祖母)も入っていたが、母の兄は入っていなかった。父も同居の祖母も、近くに住む父の妹(私の叔母さん)もその宗教が嫌いか興味がないようだった。
やっかいだったのは、手かざしで病気が治ると信じていて、スーパーや普通の食料品店で売っている食べものはよくないという教えを信じていることだった。
また、カップヌードルは厳禁だった。
その宗教が売ってる食料品を自然食品と言い、割高なのに買っていた。
うちのお母さんは、なぜよそのお母さんが言わない変なことばかり言うのだろう、と誰にも言えず悩んでいた。
母は何かというと、その宗教のことを言う。
うっとうしくて、母から常に距離をおいていた。
母が嫌いだったし、変なことを言う人だと思っていた。