あれはそう、まだ橋下さんが府知事になる前のことだった。
橋下さんが、地元のイベントに来て、スピーチをした。
イベントの最初のほうだったと思う。
私は、つきあいか何かで行った。
バスだったと思うが、乗ると、運転手の男性が、
「橋下さんが来るそうですね」
と話しかけたようだった。
そう、その頃、橋下さんはけっこう人気があった。
幼稚園の子どもたちのコーラスが終わったあとだったか、橋下さんが登場した。
その頃は軽く茶髪でメガネ、カジュアル・ファッションだった。
となりに座っていた女性は携帯で写真を撮ろうとした、その時、
「撮影は禁止です。そういうことがあった場合、イベントを中止します」
と、進行役の女性が言った。
今思うと、貴重なものを見られたのだろうか?
橋下さんのスピーチのタイトルは、
「子どもを地域で育てよう」
だった。
といっても、そんな難しい内容ではなくて、
「よその子も注意しましょうよ」
というものだった。
私の母なんかもそうだけど、一般的に(外国ではどうか知らないが)自分の家の子どもならともかく、
他人の子どもがわるいことをやっていても見て見ぬふりをする。
それではいけない、わるいことはわるいと言いましょう、という内容だった。
あと、橋下さんは、自分の子どもたちと飲食店に行った時、
ウェイトレスさんがお水をついでくれたりすると、
「ありがとうって言いなさい!」
と、それはそれは口うるさい。それで、子どもたちは、
「お父さんと飲食店へ行くのいやだ」
みたいなことを言っている(?)そういう内容で、最後のほうで、
「うちに息子や娘(っていったい何人いるんだ?)の友だちが来て、玄関で靴をそろえているかどうか、いなければ厳しく注意しますよ」
そういったことを言って終わった。
それと、話の途中で「あいさつ」(あいさつは大切、という意味)という単語が頻繁に出て来たという印象だった。