昔、勤めていた会社に妙な女性がいた。
既婚、子供が二人でまだ小さかったと思う。
確か、一人はまだ小学校にも行っておらず、もう一人はよく熱を出していたように思う。
その女性は、フィットネスを始めた。二十二才ぐらいの職場の独身女性と一緒に。
行くのは自由だけど、人に勧めるのである。
私ともう一人の五十代の既婚女性にも「行かない?」と言う。
「お金がないので行けません」と私はハッキリ断った。曖昧に言って、行きたいと思われて、勝手に行くことにされたら困るから。
五十代の女性は、何かの体操に通っているとやんわり断っていた。
ちなみに、フィットネスというのは、エアロビクスか何かだったと思う。
このように、いちいち人に干渉(?)するので迷惑で不愉快だった。
こちらの事情は無視だったし。
今思うと、誰も指摘していなかったが、子供も小さいのに何やってたのかと思う。
よく飲み会にも行っていた。
ご主人は、わりとよく怒るほうだったらしい。
好きなことをしたいのだったら、何故結婚して子供を持ったのかと思う。
独身女性は好きなことをしているように見えて、羨ましかったのだろうか、もしかして。
嫌いな人のやることは、不愉快に思えてしまうだけなのかもしれないけれど。