デジタル造形によるシルバーリング作成 その1 | 明日から本気出す

 

色々なものがデジタル化されている現代。

古くは機械製造の金型から、今ではフィギュアの原型までがデジタルの時代になりました。

 

んで。

仕事で3Dを扱ってるのに、自分はいつまでもアナログ造形。

アナログが好きなんで考えていませんでしたが、一度ぐらいはデジタル造形をやってみようとチャレンジしてみました。

 

やってみたのはシルバーリングの作成。

DMM.MAKEで、デジタルデータを送ればロストワックス法でシルバーリングにしてくれるので、さっそくデジタルデータの作成からスタート。

 

平板リングに模様を描くだけなら、下絵の時間を除いて3Dデータ作成に30分もかかりませんでした。

これが複雑な形にしようとZ-Brushなどを使おうものなら、時間がいくらあっても足らなかったでしょう。

単純な形状なら、工業系3Dソフトが楽で簡単です。

平板に模様の凹凸をつけて、リング変形でリングにする。

あっという間でした。

 

で、DMMでリングにするには、ある程度のルールがあります。

材の厚みや凹凸の幅、あまりに尖ったものは3D出力ができないようです。

さらに、溝などのあまりに細いものは、リング鋳造で消えてしまうようです。

そのあたりのルールはサイトに書いてあるので、必ず確認する必要があります。

 

データが完成したら、アップロードして注文に進みます。

データをアップロードすると、データが適切であるか確認されます。

それでOKだとしても、その後の注文の際に再度確認されます。

どちらかというと、その注文の際のチェックでNGとなる場合が多いです。

何度となく修正をし、ようやく注文できたと思ったら当初のイメージと全然違うものになているなんてことも考えられます。

 

 

このように「厚みが足りません」等の情報を貰えるのでその都度修正すればよいのですが、メール本文では「細かいものはできません」と書かれています。

要するに作れないということです。

そうなると「この溝部分は諦めよう」とか「無骨になるけど厚みを増そう」などと、どんどん自分の理想から遠ざかっていきます。

 

諦めることも肝心なので、シンプルな造形のもので再度トライしたいと思います。