レビューの前に、ドライブスプロケット交換に関する解説と期待する効果を整理。
ドライブスプロケット。つまり動力側の歯車になりますが、これを大きくするとどうなるか。
単純に言うと、歯車の歯の数が増えます。
「増えるとどうなる?」となりますが、
「知らんのか?日が昇る。」
というのは冗談で、1回転あたりのチェーンの回転が増えることになるので、連動して後輪の回転数も増えます。
「ドライブスプロケットを1つ上げると、ドリブンスプロケットの3つ分変わる」と言われますが、そう言われてもピンときません。
そこで数学に登場してもらいます。
上のグラフは、15Tと16Tのエンジン回転数と車速を表すものです。
スプロケットを交換することで変わるのは、「最終減速比」です。
俗に「ファイナル」と呼ばれる部分なのですが、難しいことはさておきここを調整すると各回転数における速度が変わります。
グラフを見ると一目瞭然で、今回期待している各ギアでの速度の伸びが4km/h前後変わっています。
各回転数で速度が上がれば、下のギアで引っ張れるので上のギアの登場回数を減らせます。
結果、幻の6速を使わずに済むはずです。
その真偽は実走で明らかに。
楽しみです。