枯れた(?)原因は・・・? | 重森三玲の庭

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拙宅の庭を中心に、スギゴケ・白川砂・そして作庭家重森三玲氏について書き綴る






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3月に貼ったスギゴケ。


結構多くの箇所で枯れたようになっています。


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これがスギゴケの難しさなのですが、枯れている場合と枯れていない場合があるのです。


下の写真は拡大して撮ったものですが、赤丸で囲ったところはまだ成長する可能性があると思われます。ここからまた新芽が成長する場合があります。

そうやって、5年ほどで15cm程度まで成長していくわけなのです。


ところが、成長点が欠損していればこのまま枯れた状態のままなのです。

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なぜ、貼りつけたばかりのオオスギゴケでこんなことが起きるのか?!


はりゴケ用のスギゴケを購入すると、木箱または段ボールの箱に土つきで6~8枚入っています。新聞紙程度の仕切りですので、成長点が欠損する場合が多いそうなのです。


苔神工房さんの研究によると、


「スギゴケの先端部にある成長点は、春先から活発に動き出しますが、この時期先端部は非常にもろくなってしまいます。ちょっと触ったくらいでもぽろりと先端部が落ちることがあります。先端部が欠損すると、1~3ヶ月の間に株が枯れてしまいます。」


成長点が欠損していた場合は、対応を考えなければなりません。


直にまきゴケするのは、非常に難しいらしいのですが、枯れた所を間引きして日陰・保水の両面でかれたスギゴケを上手に利用してチャレンジしてみようと思います。


本当に、難しいなぁ~♪



スギゴケの検証は、灌水が上手くいっていなかったのか、40日経過しても芽が出る気配もないので失敗なのでしょう。


スギゴケの種を買うことにします。大山黒土も!