くも膜下出血との闘い -14ページ目

抜糸

水頭症の手術から1週間。
朝の回診の時、

抜糸しよう

と先生が。

左側の頭、耳の後ろ、鎖骨付近の抜糸。

管がどのように通っているのかわかる 笑


引っ掻いちゃだめだよ

と先生が。

はーい

ツッパリ感が少し取れたけど、手術痕を見て、そして恐る恐る管がスタートしている頭から耳の後ろ、首、お腹を指で辿ってみる。

なるほどー
こんな風に入っているのねー
皮膚を触ると管がわかるのです。

なんか手術ってすごいわぁ。

ただただそう思った朝でした。

みんなありがとう

歩行器にも慣れ、病棟内フリーになった私はリハビリがてら病棟内を散歩。

点滴などの管も全部外れたため、レンタルパジャマもやめて、家からTシャツと短パンを持ってきてもらい、ラフな格好でウロウロ。

アイスノンの交換も看護師さんが持って来てくれていたけど、自らナースステーションに出向くことにした。

徐々に行動範囲を広げるのだ。

すれ違う看護師さんたちからは

うわー、歩けるようになったねー
回復早いねー

と声をかけてもらう。

娘は私がベッドから立ち上がるのを見て

ママが立った!

と、クララが立った!ばりに驚いてる様子。

その頃はだいぶスムーズに立ち上がることができるようになっていたが、娘は高校受験を控える中3。

なかなかお見舞いには来られないので、私の回復ぶりを久々に見たのだ。

ごめんよ、娘。
大事な時期にママは倒れてしまって。。

主人の母が泊まり込みで家のことをやってくださったので、安心。
遠くから来ていただいて感謝です。

そして、主人は仕事帰りに差し入れを持って毎日来てくれる。
私の母も毎日お見舞いに来てくれる。
弟家族も時間を見つけて来てくれる。
友達も来てくれる。

みんな、ありがとう😊

リハビリ室へ

歩行器で歩けるようになり、少し慣れてきた。
トイレに行きたい時は看護師さんを呼んでいたが、

大丈夫そうなら、ゆっくり一人で行ってみようか

と言われ、一人で。

大丈夫そう。まだクラクラするから気をつけないと。

リハビリ室へも車椅子で行っていたが、歩行器での許可も出た。

最初はリハビリ室までの道のりが辛かったが、ゆっくりゆっくり付き添われながら歩行器で行く。

リハビリ室に着くとグッタリ。

頭痛と吐き気が強くなる日が続くが、少し休ませてもらってリハビリ開始。

まずは足のストレッチ。
その後は足の筋トレ。

キツイ

力が入らない

でも少しずつできるようになってきた。

リハビリの先生と雑談しながらなので、結構楽しくなってきた。

午後のリハビリは上半身のストレッチと認知テスト。

脳が少なからずダメージ受けているため、認知テストを行う。

紙と鉛筆が登場✏️
久しぶりに鉛筆を持つ。
手がガタガタ震え、うまく書けない。
変な感覚💦
腕の筋力も衰えるんだ。


歩行器

毎日少しずつリハビリ。
一日2回のリハビリで、いよいよ歩行器で歩いてみる。

なんとかつかまって立ち上がれるようになり、歩行器で談話室まで歩く練習。

クラクラするし、頭痛いし、吐き気。
でも頑張って談話室へ。

一回休憩して、談話室にある平行棒で歩いてみる。

足に力が入らない。
こんなに筋肉って衰えるんだと実感。

ただ立って、つかまって歩くだけなのに、ものすごく疲れた。

もとの体に戻れるんだろうか。
不安。

でも今は頑張るしかないよね。

抜管完了

いよいよお小水の管を抜く日がやってきた。
トイレも行けるようになるのだ。
少しずつベッドから離れる生活になる。

抜管は少し痛かった(T_T)
でも一瞬で終わった。

そして、左腕の点滴も外してもらい、身軽になった。

トイレは看護師さんを呼んで車椅子で連れて行ってもらう。

まだまだ看護師さんの手を借りなくてはならない。