すっかりご無沙汰してしまいました。
バジル
もルコラ
も元気です
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あの日、知らせを受けて母の元へと向かう海沿いの道
広がる海はひたすら碧く、太陽に照らされた水面はキラキラと輝いていまいた。
ぼんやりとした頭でも、こんな時にも綺麗だと思えるものなんだとなんだか笑ってしまった。
膝にはバジルを乗せて・・・
たまらなく不安で、押し寄せる恐怖に押しつぶされそうになっていた心
車で待たせるなんてしたくなかったのに連れてきてしまったのは、夫もわたしも、この小さなフワフワした愛しい存在に救いを求めていたのかもしれません
腕の中のバジルを抱きしめるだけで安心して落ち着くことができました。
限られた時間
それだけを思うと悲しい事なのかもしれない。
でも、一緒に過ごせる時間が限られてるからこそ出来る事も、言えることもあるというのは幸せなのかもしれません。
いつもいつも子供たちのためだけに生きてきた母。
とても厳しい人で、小さい頃は母より父が大好きだったばじる。
変な言い方だけど、歳を重ねるたびにどんどん好きに、そして仲良くなっていった。
商売をしていたばじる家
結婚して家業を継いだ妹に子供が生まれた時も、ママはまだばじるちゃんの方が可愛いのよと言っていた母。
ふつうは孫が可愛いんじゃないの~?なんて言いつつ、嬉しかったばじるもかなりのマザコン
小さな子どもじゃないのに、何歳になっても誕生日にはケーキを送ってきた母。
究極の親バカは今も変わらず、看護師さんにこの子が一番甘えん坊さんなの、と嬉しそうに話す母。
私よりはるかにはるかに若い看護師さんに・・・笑っちゃうでしょ・・・
いつも会いに行くと、10分も経たないうちに早く帰りなさいと言う母。
早く帰って、夫ちんのために美味しい夕ご飯を作りなさいと言う母。
そんなこと心配しなくていいのに・・・
そういえば、両親のために初めて作ったお料理はハンバーグとお味噌汁でした。
しかも、大学生になってから。
決して美味しくはなかったはずなのに、父も母も美味しい美味しいと言って食べてくれました。
妹夫婦に家を任せて、ようやく夫婦でいろいろ楽しめる時がきたとき天に召されてしまった父。
パパとの結婚生活を書こうと思ったら、あまりにもエピソードがありすぎてママは小説家になれるかも、なんておどけてた母。
パパがいるから、死ぬのなんて怖くないのよ、と言っていた母。
でも、娘としてはもう少し待っててねと思ってしまう。
ばじるちゃんの子供を抱っこしたい。
まだ元気な頃、会うたびに母が言っていた言葉。
時には私を傷つけた言葉。
でも、いつか母が言った、これもばじるちゃん達の運命。子供だけが幸せの象徴じゃない。夫婦で仲良くやっていきなさい。という言葉にふっ切れたわたし。
救ってくれたのも、また母でした。
病院から帰ろうとする私に、いつも、バジルによろしくねという母。
ばじるちゃんの子供だから、ママにとっては孫なんだよね、と言う母。
前回の入院の時は、バジルを抱っこしに下まで降りて来れていた母。
今回は、それも出来そうにありません。
ルコラはすっかり忘れられてる・・・
わたしは元気です
真夜中に、どうしようもなく泣きたくなることもあるけど・・・
わたしは元気に過ごしています。
すみません。
どうしても今の気持ちを書きとめておきたくて、こんなめちゃくちゃな記事になってしまいました。
心配してくださる皆さんのお言葉に甘えて、お返事もしていませんでした。
お許しくださいね。
毎日の更新は無理かもしれませんが、これからまた、お気楽な日常を書いていきたいと思っています。
皆さまのところにも、ゆっくりお邪魔しますね。
いつも、本当に感謝しています。
ありがとうございます。