No golf, No life.


25年前に発売されたポールサイモンのアルバム。


元々ポールサイモンが好きで、ボクも買ってよく聞いてた大好きなアルバムです。



9月17日にWOWOWで、このアルバムの発売25周年のドキュメント番組を放送してました。


ヒットしたし、グラミー賞も取ったけど、普通のアルバムは何年経ったからといって、番組は作らないと思います。


ということは、このアルバムは普通じゃないんです。


当時アパルトヘイト政策をとっていた南アフリカでの録音が大きな問題になりました。


アパルトヘイトに反対する団体は、音楽やスポーツの交流を認めてなかったからです。


政治的に大きな問題となり、その渦中の人物となったポールサイモンとそのアルバム「GRACE LAND」。



時代が過ぎてマンデラ氏が釈放され、アパルトヘイト政策は終焉を迎え、普通の国家と同じように国家間の交流を始めた南アフリカ。(ラグビーのワールドカップについて描いた「INVICTUS」も名作です。以前こんな記事 を書いてます。)


そして発売から25年経って、演奏メンバーが再会し、その当時の時代背景を振り返るというドキュメンタリ番組でした。


当時は、そんなことを知らずに、初めて聞く南アフリカ音楽とアメリカのポップミュージックの融合に感動していたボクだったのですが。


改めて、アルバムの背景と時代の背景を知って感動でした。


アフリカで生まれて音楽が、アメリカの南部(ミシシッピー辺り)に伝わって、ジャズやブルースが出来て、ロックになっていった。


アルバムタイトルの「GRACE LAND」は、ロックの王様エルビスプレスリーで有名な場所です。


ロックミュージックのルーツを辿ったアルバムだったんですね。



Amazonで早速リマスター版を注文することにしました音譜