紫微斗数占いは、中国の占術家が西洋占星術を東洋風にアレンジして、徹底的に当たるように作り完成させました。
(だから、的中率が恐ろしく高いのです)
そして、紫微斗数占いの特徴としてもう一つ、
中国では三国志や西遊記、水滸伝と並んで人気の、「封神演技」とい物語が深く関わっています。
封神演義といえば、ゲームやアニメが若者に人気だそうで、私などよりも若者の方が詳しそうですね。
どのように関わりがあるかというと、
この封神演義の登場人物を、占いの各主星の性質になぞらえているからです。
古代中国時代に、「殷(いん)」という国家がありまして、その最後の王の物語です。
もともと紂王は立派な皇帝でしたが、それまで三十代も栄えた殷の国を、自分の代で破滅の道に導いてしまった、悪名高き王なのですね。
稀代の美女、妲己にそそのかされて次々と悪政を行い、あまりに酷いので周という国に滅ぼされるお話です。
周の皇太子・伯巴・・・「紫微星」
太公望(姜子牙)・・・「天機星」
殷の宰相である比干・・・「太陽星」
周の文王(姫昌)・・・「天同星」
文王の次男、武王・・・「武曲星」
殷の佞臣、費仲・・・「廉貞星」
殷の紂王の性質・姜皇后・・・「天府星」
周へ寝返った殷の将軍・黄飛虎・・・「七殺星」
黄飛虎の妻である賈夫人・・・「太陰星」
稀代の悪女といわれる妲己・・・「貪狼星」
姜子牙の婦人であった馬千金・・・「巨門星」
殷の宰相で戦死した聞仲・・・「天相星」
周の将軍である李天王・・・「天梁星」
殷の紂王・・・「破軍星」
といった感じです。
お話を知っている方は、自分はどのタイプかな・・・?と、興味深く楽しめる占いだと思います。