謎月のなろう小説紹介コーナー

謎月のなろう小説紹介コーナー

「小説家になろう」で個人的にオススメの作品をジャンル問わず紹介していきます!(SFジャンル多め?)

Amebaでブログを始めよう!

 

どもども〜

 

mystery-moon1こと謎月でございますッ!

 

前回よりかなり間が空いてしまいました。ごめんなさい。

(今更TRPGにどハマりしたとか言えない…!)

 

 

さて今回はですね、予告どおりコメディー作品を紹介していこうと思います。

 

では早速。ほい↓

 

 

作品名:

教会務めの神官ですが、勇者の惨殺死体転送されてくるの勘弁して欲しいです

作者名:夏川優希

ジャンル:コメディー[文芸]

 

 

 

⒈作品紹介

 

このシリーズ初の、なろう文化の結晶ともいうべき長文タイトル作品。

 

長文タイトルっていいますと、最初はファンタジー作品に多いイメージだったんですがね。

 

最近じゃ、アクションやvrゲーム、恋愛でもよく見かけます。

 


では先ず、あらすじをペタリ。

 

『冒険中にパーティが全滅したら、教会で復活するよね。
あれ誰が復活させてるか知ってる?

俺だよ! 俺がやってんだよ!
毎日バラバラ死体繋ぎ合わせてるこっちの身にもなって欲しいよほんと!』

 

 

はい。

 

まぁ簡単に言いますと、この作品の主人公はドラクエの教会神官さんですね。

 

(注意:「ドラクエ」とは純国産の超有名ゲームタイトル。多少知ってるだけで話題のタネが増える、かも)

 

作品で登場するのは、大きく分けて

 

①「勇者」と呼ばれる不死人間

②主人公「神官」

③一般人

④人間がゴミに見えてしまう強さの「魔物」「魔族」

 

です。

 

ストーリーは

 

頭のネジが数本飛んでる勇者たちが事件(コメディ要素)を起こす

神官さんブチ切れ

なんやかんや(コメディ要素)

事件収束

 

といったお決まりの流れ。たまに数話にまたがる大きな事件あり。

 

まぁコメディ作品ですし、別に手汗握る戦闘シーンとかありません。

 

大体笑って読めます。超軽度のホラー要素もありますがね。

 

 

 

おっと、言い忘れてました。

 

この作品、小説化はしていません。小説化より先に漫画化しました。

 

「小説家になろう」に投稿していながら、漫画原作者になるとは…。

 

そんな人、私は他に1人しか知りません。

(その人と作品に関しては、次回紹介しまーす)

 

 

 

⒉良い点+⒊悪い点

 

まぁ、正直コメディに良し悪しがあるとは思いません。

 

読んで合うか、合わないか。これしかないかと。

 

 

まぁ強いて言いますと、この作品、設定上「魔族」という存在は人類最強レベルの勇者が背後から奇襲アンド外道戦法とっても勝てません。

 

デコピン一発で木っ端微塵になります。

 

 

ですので、基本的に人類に興味がない魔族さんですが…

 

時たま、ちょっかい掛けてきます。

(恐らく、我々が蟻の巣に水を流し込むイメージ)

 

で。それへの対抗策がお決まりになりがち。

 

毎話話の展開やまとめ方が違うので、もし居るとしたらそこが気になる人いるかもレベル。

 

 

まあ私は好きになった側ですので、正直これ以上悪い点を挙げるのは厳しめ。

 

 

 

 

⒋総評

 

長文タイトルが嫌いな人にも、是非読むことをオススメ出来る作品の一つ。

 

結構稀ですよこれ。気分転換にも丁度いい。

 

 

舞台が毎話同じ街、主要登場人物も同じようなメンツ。

 

だというのに、ここまで飽きさせない夏川さんの技量には脱帽です。是非、御一読下さい。

 

 

 

 

 

では今回はここまで。

 

次回はですね…

 

ほい、vrゲームジャンルから紹介しようと思います!

とある「なろう初」の冠を持つ珍しい作品です。

 

 

ではでは、またねッ!

 

 

どもどもッ!

mystery-moon1こと謎月でございます。

 


前回の予告通り、今回はハイファンタジー小説を紹介しようと思います。

 

とはいえ。

 

一般的なハイファンタジー、つまり異世界転移・転生系ではありません。

予備知識です。はい。

 

 

 

ではでは紹介に移りたいと思いますッ!

 

今回紹介する作品は……ほい↓

 

 

 

作品名:傭兵と小説家

作者名:南海 遊

ジャンル:ハイファンタジー[ファンタジー]

 

 

 

⒈作品紹介

 

最初に紹介するのは作品ではなく、作者さんの名前について。

 

「南海 遊」と書いて「ナンカイ ユウ」。

 

 

……ではなく、「ミナミ アソヴ」だとか。

 

実は私自身間違えていたので、誤魔化しの意味を込めて初っ端に書いてまする。

 

 

 

 

では、お次はあらすじをペタリ。

 

『「お前はアレだな、俺の想像以上に嫌な奴だな」
「貧弱な想像力が基準では説得力に欠ける意見だ」
蒸気機関の煙が街を覆う正暦1873年。勤め先を失った一人の傭兵に、とある小説家から依頼が舞い込む。それは『地図に載らない山』への取材の護衛だった。背に腹は代えられない傭兵と、それを消去法で選ぶしかなかった小説家。罵り合いの絶えない二人の旅は、やがて国家を巻き込む謀略へと巻き込まれていく……大陸横断鉄道が完成した高度成長の時代、しかし電気の灯りがまだ生まれていない薄暮の時代。そんな19世紀アメリカに『何故か』似た世界の物語。』

 

 

こんな感じですね。

 

あらすじの文章は完璧、といえますね。

(あとでも書きますが書籍化済みの作品ですコレ)

 

 

とはいえその弊害があります。

 

なんと、正直あらすじが完璧過ぎるので余分なこと載せると盛大なネタバレになりかねないんですよね。

 

というわけで。

 

あらすじをちょびっとだけ加筆しようかな、と思います。

 

 

 

この作品の主人公は二人。

 

ソードというガラの悪い傭兵。

そして、バーダという有名な女性小説家。

(両方呼名なので、本名はもう少し長い)

 

バーダは好奇心が旺盛なため、『地図に載らない山』の都市伝説について調べたい。

 

とはいえ、この小説がハイファンタジーに分類される一つの要素である“牙持つ獣たち”(いわゆるモンスター、魔物という認識でOK)という存在により生還者がほぼいません。

 

しかもこの“獣たち”は、一般的ファンタジー世界に出てくるようなゴブリンみたいな格下存在ではなく、戦闘に慣れている人間でないと太刀打ち出来ないレベル。

 

つまり、バーダが1人だと無事に辿りつける保証すらない。

 

そんなこんなで数少ない生還者の一人であるソードを雇い、旅に出るわけです。

 

 

 

 

……はい、まぁこんな感じ。

 

 

 

お次は上でも書いた、書籍について。

 

 

この作品、去年になろう で公開されている第1章【不死王の帰還】が書籍化しております

出版元は星海社。

 

しかも、全約800ページで990円(税込)。

 

安い。そして分厚い。

厚さ5センチほどあります。もはや鈍器。撲殺可能。

 

作者さんのツイッターを見る限り、どうも2巻目も執筆中みたい。

鈍器が増えますネ。

 

 

 

 

 

⒉良い点

 

 

前回紹介した「Doggy House Hound」と似ているのですが、会話展開の巧さ。

私としては特に登場人物らによる軽口の応酬が好きですね。

 

とはいえ、ドギーハウスの世界観とは違いこちらは世紀末なんかじゃありません。

 

つまり、ここで言う「軽口」というのはジョークといった感じです。

仲の良い連中との、おふざけが混じった会話ですね。

 

ついつい笑みが溢れちゃいます。

 

締めは、大体ソードがやり込められるんですけど。

 

 

会話展開の方は、もう凄いとしか言いようがない。

 

一例をあげますね。

 

よく小説・ライトノベル問わず、宿に泊まるシーンなんかがあるでしょ?

勿論宿に泊まるわけですから、宿主やスタッフとの会話がありますね。

 

普通、彼らはモブもしくは只の背景として描かれるのが普通なんです。

無理に話させても気が散るだけですもの。

 

が。

 

この作品は違う。

 

宿主との会話はカットされませんし、彼ら自身も結構喋ります。

 

だというのに、違和感を感じない。

逆にもはや彼らが喋らないと違和感があるんじゃないか、そんな気さえしてしまうんですね。

 

 

 

 

 

もう一つ注目すべきは、作者さんの「小説という存在への愛」ですね。

 

 

 

この作品は有名な小説に登場する人々の名前を流用したり、すっごく安直だったりします。

 

前者なら、物語のキーとなる人物らの名前がアーサー王伝説に登場する円卓の騎士の名前だったり。

 

後者なら、まさしく主人公ソードの名前。

皆さん知っての通り、ソード(sword)の意味は「剣」。そして主人公ソードは“剣”士です。

 

 

人物だけじゃありません。各話のタイトルもそう。

「ロング・グッドバイ」「夏への扉」「アルジャーノンに花束を」など。

(最後のは登場人物の関係上「アトラビアンカに花束を」になってますが)

 

 

因みにそういった人やタイトルの時に限り、設定に原作との接点が必ずあります。

良い意味で、安直なんですよ。

 

 

 

 

 

⒊悪い点

 

 

なろうで人気になり易いライト文芸の小説(ラノベを思い浮かべて下されば結構です)風の文体とは違い、本格的な小説みたいな文体だという点。

 

正直、これを「悪い点」として挙げるのは心苦しいのですがね。

作者さんの自由ですもの。

 

が。

 

「小説家になろう 」にいる人にとっては、かなりの致命的な点になっているのは間違いないとは思います。

 

 

 

お次はジャンル設定。

 

確かにこの作品、ハイファンタジー要素を含みます。

“牙持つ獣たち”が跋扈(ばっこ。そこいらに一杯いるイメージで良し)していたり、FF(ファイナル・ファンタジーというゲーム作品の略称)出てくる空想上の武器(詳しく言うと、ガンブレード)が出てきたり。

 

舞台は私たちが生きる世界とは異なりますし。

 

とはいえ、他のハイファンタジー作品と比べるとどうか。

ミステリー要素は結構強いですし、ヒューマンドラマ的要素はそれ以上に強い。

 

 

人目につく、という意味ではハイファンタジーほど良いジャンルはありませんが…

 

他の作品、ましてやこの作品自体貶めるつもりは一切ありませんが、正直、「小説家になろう 」にあるような作品ではないなとも思います。

 

どこぞの出版社に応募して書籍化、って流れでも違和感がありません。

 

そういう意味では、星海社にて出版されたのはとても良かったかな。

 

 

 

最後に。

この作品、更新かなり遅め。

 

理由としては、作者は現在兼業作家、要はお勤めしているわけです。

 

執筆活動にエネルギーを全振り出来ません。

故に鈍筆といえる類でしょう。

 

そんな様子から察するに、恐らく毎日ヘトヘトになりながら執筆してるんじゃないんですかね。

 

 

 

⒋総評


 

他のなろう作品を読む感覚で手を出すと痛い目を見ますが、そのことをあらすじ又は第一話時点で把握し、切り替えて読める人ならば間違いなく一気読み出来ます。

 

それぐらい、惹きつける“何か”があります。

 

 

あと、作者さんは非常に細かい人などで、伏線の配置やちょっとした秘密が何気ない日常会話や描写にあります。

 

二度読み、三度読みなんかも出来る作品です。

是非興味が出たならばご一読をば。

 

 

以上です。

 

 

 

 

 

 

 

ではでは、今回はここまで。

 

次の紹介は…

 

はい。決めました。

 

次回紹介するのはズバリ、コメディ作品。

ツッコミ入れながら笑えるタイプです。

 

ではまたねーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どもどもッ!

mystery-moon1こと謎月でございます。

 

 

実はですね。

前回の投稿後に記事の構成とかいろいろ見直してみまして…

 

今回も含めしばらくは手探り状態で記事を書き進めるので、構成とかいろいろ変わりそうです。

 

が。

 

「コレいいな」ってのが出来ましたら、それ以前に紹介した作品も紹介し直すので。

 

つまり心配ご無用ですぜ。

 

 

 

ではでは紹介に移りたいと思いますッ!

 

今回紹介する作品はSF小説。ほい↓

 

 

 

作品名:Doggy House Hound

作者名:ポチ吉

ジャンル:空想科学[SF]

 

 

⒈作品紹介

 

先ずはタイトルの意味を一応解説。

読んで字の如くですし、酷いネタバレってわけでもないのでね。安心。

 

Doggy:犬

(どちらかかと言うと赤ちゃん語、つまり“わんわん”ですが)

 

House:家

 

Hound:猟犬

 

まとめると「犬小屋の猟犬」。

もしくは「ドギーハウスの猟犬」。

 

コレ、作中で主人公が傭兵酒場(歴史で出てくる同職ギルドのイメージ)で付けられる二つ名“猟犬”と、その傭兵酒場の名前を合わせただけ。

ザ・小説のタイトルって感じで良いですよね。

 

 

 

では、お次はあらすじをペタリ。

 

 「五百年の月日は少年から記憶を奪った。
 コールドスリープにより記憶を失ったトウジは背負った借金を理由に歩兵となることを義務付けられた。
 強化外骨格を身に纏い、モノズと呼ばれる球体のロボットを友として、荒野へと変わった地球でトウジは敵性宇宙人と戦い続ける。
 配られた鬼札は平和な時代では開花することの無かった狙撃手としての才能。
 ――荒野で少年は猟犬を継ぐ。」

 

 

こんな感じですね。

 

あらすじの文章には特に違和感は感じません。

 

あと、読み終えた私視点でも特にストーリーがあらすじから外れたってことは無かったです。

その点に関しては安心して読めますね。

 

 

ただ、あらすじだけじゃそこまで惹かれなかった! って人用にもうちょい具体例も引っ張ってきてご紹介。

 

 

主人公トウジはあらすじにもある通り、狙撃の腕前が飛び抜けています。

 

最初から出来たのかは分かりませんが、少なくとも成長していく内には「壁を貫通する時に弾道が下がる」「狙撃相手の咄嗟の行動」なんかを予測し、敵の脳天を撃ち抜くなんていう神業をしちゃいます。

ヤバイ子ですね。

 

とはいえ接近戦になるとテンパって拳銃落とすし、撃っても乱射状態なので1発も当たらないなんてこともザラ。

 

全環境対応型ではないんです。他人が軽く引くレベルの長所があるだけ。

 

因みにもう一つ長所、として誇れることがあります。

しかし彼も私も平和主義者なので言いません。読んだら誰でも分かるヨ。

 

 

兎も角。脳死で取り敢えず突き進んで、どんな強敵もバッタバッタ薙ぎ倒す!

……とかいう展開は一切ないので、そういったのをお望みの方には合わないですね。

 

 

 

 

あ、あとこの作品書籍化が決定しております。

 

なんでも第6回オーバーラップ文庫WEB小説大賞を受賞したのだとか。

楽しみ。

 

 

 

 

⒉良い点

 

この作者さん、かなり煽り文句(“ウィット”に富んだ会話、の方が分かりやすい人いるかも)や軽快な掛け合いが上手い。

 

時には思わずニヤッと、時には「おいおい、度胸あるなァ…」となったり。

 

読んでいて飽きない。というか飽きれない。

 

そんなセンスある物語がずっと続いています。

 

 

 

もう一つ注目すべきは、この作品の目玉と言っても過言ではないモノ。

 

登場人物達らの関係ですね。特に“モノズ”達と人間達の関係。

 

 

簡単に説明すると、“モノズ”は現在のAIとは比べ物にならないぐらいの知「性」を持つロボット達。

知「能」じゃないのが肝。

 

AI、つまり人工知能が行うとされるの「人間達の会話をデータとして処理・学習し、その場に合わせた返事や行動をとる」んじゃないんです。

 

知性、つまり人間と同じように悩み、考え、動く。

これが“モノズ”と呼ばれるロボット達です。

 

勿論彼らに対する人間達の対応は様々。

 

従順な道具、通常AIより上等な謎の機械、使い捨ての駒、そして戦場を共に駆ける戦友。

 

どんな扱いもあり得ますし、どんな扱いをしても個人の自由。

よほど酷くない限り、彼らが人間を見限ることはないんですもの。

 

 

そんな中で主人公が選んだのは、共に傷つきつつも戦場を進む「相棒」としての在り方。

 

普段は主人公視点のこの作品ですが、時々“掲示板”形式という読みやすい文型で主人公の相棒である十二のモノズ達が繰り広げる番外編は必見。

 

笑って、感動して、吹いて。

楽しんで読めると思います。

 

 

 

 

⒊悪い点

 

強いて言うなれば、出だし。

 

どの作品においてもそうですが、冒頭部分はその作品世界の紹介や主人公の立ち位置を説明するため冗長になりがち。

 

で。

 

この作品はそれがすこーし、強めですね。

 

 

ちゃんとプロの人が一つ一つチェックしている書籍や、テンプレという気持ちよく話を進めれる典型的展開を使うWEB小説とは違い、作者さんが「ドギーハウス」の雰囲気を掴むまでは文が詰まりがち。

 

ま、多少そういったのに慣れている人や、海とは言わずも水溜りぐらいの心の深さがある人なら問題ないかと。

相性はありますがね。

 

ストーリー上でナチュラルに拷問とか行われるの無理ッ! って人や、主人公が聖人君子でないとキツい人はブラバを勧めます。多分っていうか絶対合わない。

 

 

 

⒋総評

 

普段どのジャンルを読んでいる人でも、SF小説だからっといった理由で読まないというのは止めておこう。

恐らく、好みのジャンルを問わずにハマる人はハマる。

 

もし「ちょっと冒頭とか微妙…」ってなったとしても、【断章二 犬小屋】あたりまでは頑張って読んで欲しい。

そこまで行ってハマらなかったならごめんなさい。私が上手く騙してしまったようです。

 

ハマったならおめでとう。

…夜更かししちゃダメですよ? 私は週末をこれだけで潰してしまいました。後悔はない。

 

以上です。

 

 

 

 

ではでは、今回はここまで。

 

次の紹介もSF小説……は置いといて。

 

次回はハイファンタジー小説を紹介したいと思いますッ!

 

ではまたねーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どもども!

mystery-moon1こと謎月でございますッ!

 

記念すべき第一回、やはりSFジャンルからの紹介一択ですよね!?

 

では、ほい↓

 

作者名:アロハ座長

作品名:Only Sense Online

ジャンル:SF[VRゲーム]

 

 

①作品紹介

 

あらすじは

「センスと呼ばれる技能を成長させ、派生させ、ただ唯一のプレイをしろ。
 夏休みに半強制的に始める初めてのVRMMOを体験する峻は、自分だけの冒険を始める。」

(「小説家になろう」掲載のものよりそのまま抜粋)

 


だそうです。

 

この作品はテンプレ要素である

 

「廃人気質の友人が主人公をVRゲームに誘う」

「現実の姿反映な筈なのに、何故かアバターが女体化しちゃった!? しかも普通の女性より女っぽい!」

 

を含む作品。

それに主人公が「生産職」かつ「弓使い」という今ではテンプレ中のテンプレ。

 

 

でもそこでブラバ(作品を閉じてランキング等に戻ること)や叩くのはNG。

 

先ずこの作品の投稿開始日(掲載日)を見てみましょう。

 

 

掲載日:2012年 03月05日 22時18分

 

 

……はい。

見れば分かりますけど、もう8年も前の作品。つまり、まだ現在の「テンプレ」というものが定まっていない時期の作品なんですね。

 

 

勿論これが上記テンプレ達の元祖、というわけではありません。

 

しかし、この作品が現在のテンプレを広めた作品の一つであることは間違いないでしょうね。

 

 

加えて、上記テンプレ要素についてですが。

現行のテンプレ作品とは展開の仕方が異なるってことを覚えといて下さい。あとで詳しく書きます。

 

 

 

この作品の書籍は現時点で

 

⒈小説が「富士見ファンタジア文庫」から外伝含めて計20冊以上

 

⒉コミックも「KADOKAWA」から11冊

 

も出ています。長く続いているみたいですし、評価されていると言えるのでは?

最近の書籍化作品は一巻で打ち切りとか多いですし。

 

あ、因みにシリーズ累計100万部を突破しているとか。

 

 

作品内では“OSO”という略称が使われていますが、この作品が読者内で話題になる際は

 

Only Sense Online

オンリーセンスオンライン

“オン”リー“セン”スオンライン

“オン”“セン”

温泉

 

といった具合に、「温泉」と略すことが多いみたいです。

そのままOSOって書く人も結構いますけどね。

 

 

 

 

②良い点

 

よく「まさしくテンプレじゃねぇかッ!」と言われるこの作品ですが、実は現行テンプレ完成前の作品というのもありテンプレ要素を備えてながらテンプレ展開とは少し違う所ですかね

 

 

例えば、「弓使い」というテンプレ要素ですが。

 

主人公のユンは弓、それも長弓(史実では日本やイギリスが主に使っていた比較的遠くを狙う弓)を使うというまさしくテンプレ要素全開。

 

とはいえスキル……いえ、この作品ではセンスですね。これによりシステムの補助があっても結構外します。

人間の数十倍はあるレイド(大多数のプレイヤーと一緒に戦う戦闘方式)ボスならまぁ外しませんが、そのレイドボスの弱点だけを狙えって言われると結構厳し目。多少成長はしますがね。

 

 

加えていうなら、ちょっと前にSF[VRゲーム]の日間一位に君臨していた「射程極振り弓おじさん」といった、中〜遠距離用の武器である弓で近距離武器を持つプレイヤーを圧倒ッ!みたいな流れはありません。

 

 

他にも、ゲームに誘った友人に放置されたとかはなく結構パーティーを組んで遊んでいたり、アバター女体化が無意味に行われたわけじゃないことが判明したりします。

 

 

勿論、脳死や爽快感を求めて読んでる人からすれば「は?」となるかもしれませんが、これが普通なんじゃないかなぁと私は思うわけですね。

 

 

 

 

③悪い点

 

まぁテンプレ要素全開のところですね。誰しもが知っています。

 

他には、この作品VRゲームを主題とした作品では珍しくエタ(エターナルの略。作者が疲れたりして作品が更新されなくなること)らずに、話としては完結してます。

 

 

が。

私の感覚では「打ち切りエンド」系かなぁ、とは思います。

 

そもそもVRゲーム系の作品は、舞台であるゲーム自体がサービス終了でなくなるか主人公が辞めるor死ぬしか綺麗な完結というのが存在しません。

 

だから仕方ないってのはありますが…ま、残念っちゃ残念ですよね。

 

 

因みに書籍の方は加筆修正の上でまだまだ刊行されていますよ。最近延期が続いていますが。

 

 

 

 

④その他

 

この作品は私が初めて読んだ、VRゲーム作品でした。

 

読んだ当時はこんな世界があるのかと驚いて、すっごく興味を持ちましたね。

それもVRゲームだけでなく、MMORPGという存在に興味がいくほど。

 

 

 

 

⑤総評

 

というわけで、「SF[VRゲーム]の作品を読んだことがない!」って人には、VRゲーム系作品のイメージを知ってもらうという意味では非常に良い作品だと思います。

 

逆に、「VRゲーム系作品のテンプレ展開に飽きた…けど主人公が主人公してない作品とか読んでもなァ…」って人にも、結構合うんじゃないかなぁとは思います。

 

 

否定する人もそれなりにいますが、私は良作だと思いますよ。

 

 

 

 

でわでわ!

 

次回、予定としてはまたもやSFジャンルの作品を紹介したいと思います! 第二回をお楽しみに!

 

初めまして!mystery-moon1こと謎月でございます!

(mystery-moonさんは他にいらしゃるっぽいので「1」がつきましたw)

 

私は「小説家になろう」にて公開されている作品を読むだけの日々を送る、通称“読み専”という奴です。

 

 

で。今回ブログをしようと思った理由をちょいちょいっと書こうと思います。

最近はSFジャンルを貪り喰っているのですが、「なんかいいのねぇかな…?」となりまして。

色々検索しました。

 

結果。

全然無いじゃん!

 

 

悲しいですね。

 

最近は異世界物の傾向だった「超長文タイトル」が他ジャンルにも浸透してきて、もはや日間・月間ランキングが機能しなくなってきております。

 

では外はどうかというと、まあ大して人気でもないSFジャンルの小説なんか紹介してる方が少ない少ない。

ま、異世界物を紹介するのはいっぱいあるんで、

 

「人口の差だよなぁ」

 

と誤魔化そうとしました。でも出来ないのがこの私。

 

とはいえ、私はガチではなく“にわか”読み専みたいな感じなのでSFジャンルだけじゃ数が少ない。

というわけで全ジャンルから好きな作品紹介することにしましたw

 

 

ま、自分のこと語りたいわけでもないのでここいらで終わり。

 

これからは気が向いたら

 

①作品/作者名

②ジャンル

③作品の豆知識

④(私が読み終えている時点での)良い所

⑤(同上)気になる点

⑥その他

 

という流れで紹介していきたいと思います。

 

結構大御所も多くなるかもですけど、

 

「テンプレ嫌い」「この話の結末予想つくわw」

 

とかいう理由で辞めてしまった人にも、今一度興味持ってもらえるよう頑張りてぇと思います。

 

 

でわ! 第一回をお楽しみ?にっ!