ヴェニスの旅 レースの島 | 謎のこうのとり 

ブラーノ島の教会の内部は白い壁のせいか、とても明るく見える。

家々がカラフルなのとは対照的だ。

しかし、気になったのはドア下矢印

重厚であり、信者が押す部分が色あせて、なんとも味のあるドアである。

広場をはさんであるレース博物館に入った。お客は私一人。

1400年代に刺繍から発展し、1600年代にはヴェニスを代表する手工業の一つと

なったそうだ。伝統的な手法が残っているのは、このブラーノ島だけ。

職業としてレース編みをしている人はわずかで、多くの店で売られているのは

機械で作られた大量生産品なんだそうな。

 

この博物館に展示しているレースを見たら、土産物屋のレースとは明らかに

違うことがわかる。

実際、ブラーノレースはとても高価で店の奥のケースにしまっているそうな。

12時になったので、トイレをお借りしたレストランに行く。

奥行きのある広いレストランだけど、お客は私一人。

しかし、老舗の店らしく、飾っているものは古そうである。

魚介類のグリルがメインらしく、写真入りのメニューでわかりやすいが

こういう時は「トマトソースのパスタ」を注文することにしている私。

うーん、イマイチ。

しかし、デザートのティラミスはとっても美味しかった。

食後、もう一度トイレをお借りして、店を出ると、かわいいワンコ発見。

ご主人が買い物、おしゃべりが長すぎて、

「早く帰ろう~」と促している。

ご主人がやっと帰りそうになったので、いそいそと外へ。

その様子をずっと見守っている暇な私。

こういうことをしているから、時間がなくなってしまうずらよ。

さっ、ムラーノ島へいくずら。