博多で美しい本に出会う旅 | 謎のこうのとり 

先週末、一泊二日で福岡に行ってきたばい。

心配していた台風の影響もなく、お天気に恵まれた2日間だった。

ちょうど一年前、友達と訪れた博多、今回は一人だけど

目的の美術展、会期終了1日前にギリギリセーフで

鑑賞することができた。

「世界を変える美しい本」

1994年に設立されたタラブックス、民話、神話、小説、美術史と多種にわたっている。

会場にビデオ上映があり、一冊一冊と丁寧に手作りされる本。

 

全体の2割程度がハンドメイドだが、現在は40人ほどの組織で

それぞれが意見を出し合い、編集、デザイン、経理、制作管理など

高い品質の本を製作しているそうだ。

もともと、インドでは子ども向けの本は多くなく、ほとんどが

外国の本ばかりだったそうだ。

それは言語を書くことにより子供たちに伝えることがなく

「読む」のではなく、「聴く」ことで物語を知るのが伝統だったからだそうな。

タラブックスは、インド南部のチェンナイを拠点とする作家、画家

デザイナーの集団で、ハンドメイド、ビジュアルブックを中心に出版してきたそうだ。

インドの民俗画家の作品を初めて本にした集団でもある。

職人の手仕事のように仕上がった本は美しい色と独特の絵柄で

つい手に取って開いてみたくなる。

子どもだけでなく、大人もこの本の世界に引き込まれてしまう魅力がある。

とても繊細に描かれた手作り感いっぱいの本

子どもたちがこの本のページを開いた時、きっとキラキラと目を輝かすに

ちがいない・・・・おばちゃんの私だって、わくわくしながら

展示していた本を開いたのだから・・・・・・。