うなぎとカヌレ | 謎のこうのとり 

土曜日は「鰻の日」とも言う土用丑の日だった。

いったいこの日、どれだけの鰻が人の肉となり、血となるのだろう。

かくいう私も、その鰻の滋養に恩恵をうけた一人なのだが。

うなぎは高価で自腹をきってまで買おうと言う気持ちはない。

数年前より、担当謎会の奇特な紳士がくださるのだ。

ここの鰻を数年前に食べた時、今まで食べていたウナギには

申し訳ないが、

「鰻ってこんなに美味しかったのか」と感動した。

 

それ以来、夏のこの時期頂く鰻以外は食べないことにした。

しかし、この頂物は永遠に続くわけではないので

一期一会の気持ちでありがたく頂いている。

 

昨日、文学館の帰り道、山の中の「カヌレ」屋でカヌレを買った。

ここのカヌレは絶品で、一度に二個三個も食べることができる。

近ごろは、近くのスーパーにも品物を卸しているそうだが、

ここで買うのと、スーパーで買うのとは

味がちがうのだ。

スーパーで売っているのは真空パックに入っている。

そのせいなのか?よくわからないけれど

この日は5コも買って、一気に今日食べた。

鰻とカヌレ、良い日であった。