初めに行動があった | 謎のこうのとり 

何か自力では解決できない問題があったとして

それは自分の気持ちの持ちよう一つで長いトンネルに突入したり

意外とあっさり乗り越えられたりする時もあったりする。

自分の中で咀嚼して、何らかの解決を導く過程ですることのひとつに

本を読むこと。

それもいつもは通り過ぎてしまうようなジャンルの本ばかりが並ぶ前に立ち、

ひたすら、試し読みをする。

そんなとき自分の読書の範囲が思ってもいなかった方向に広がる。

「初めに行動があった」 アンドレ・モロウ著

 

1967年発行の古書

【初めに行動があった】は「ヨハネによる福音書」の冒頭

「初めに言があった」を裏返しにしたゲーテの言葉を借りたものだそうだ。

 

人の幸せの原点は「行動の中にある」という考え方を基に

その行動とそれに付随して起こる問題を例を挙げて語っている本書は

トンネルの中で見出した一筋の光となるのであろうか。