先日、見た夢
「それで死因はなんでしょうねぇ?」
「脳溢血でしょう」と
最近凝っている「刑事モース オックスフォード事件簿」に
出てくる監察医は私に脳のMRI写真を見せた。
「あんなに恐れていた検査なのに、死んでしまえば大丈夫なんですね」
と私は笑いながら、答えた。
遺体は私だったのだ。
その後、何に使うのか?当てもないのに
包装紙、リボン、切抜きなどたんまりため込んでいること、
本棚に入りきれない本を積み上げていること、
入らなくなったお気に入りの服をいつかダイエットして
再び着るのだと、仕舞いこんでいる服の多さ。
脳溢血でたまった血液よりもずっと多くの後悔が
私の脳を覆った。
私の遺品を整理している息子の顔が
咄嗟に思い浮かび
目が覚めた瞬間、ダンシャリしなければと強く思った。
ともあれ、今日は
すべてのことに感謝し、自分らしく道を歩んでほしいと
切に願う日である。