秋霖の中、二泊三日、奈良を旅した。
いつもは晴れ女を豪語している私だが、雨の中の古刹巡りも
また風情があり、良いものだと思うことにした。
秋雨前線のおかげで寒気が流れ込み、暑さが苦手な私にとっては
比較的過ごしやすかった。
前日に母をショートステイに送り出し、翌日の日曜日の早朝
高速バスで京都に向かう。
京都からはJRで奈良へ。
この夏オープンしたばかりの駅ヨコのホテルにチェックインし、
早速、お目当てのカフェへ行く。
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ところが今回の記事は特に心に残った古刹から始めることにする。
月曜日に行った大和郡山市に建つ慈光院
当地の大名であった片桐石見守貞晶が父貞隆の菩提寺として
建立した臨済宗大徳寺派の寺院。
片桐・・・といえば利休七哲の一人、片桐石州
実はこの日、朝から耳鼻科を受診しなければならなくなり
当初の予定を変更して、出発20分前の奈良定期観光バスに申し込んだのだ。
詳細な行先を確認せずにバスに乗り込むほど本調子ではなかった。
ガイドさんが次の目的地を告げた時
「わぉ」とこの日初めて胸が躍った。
抹茶つき、説法つき、かの有名な石州の茶室
つづく