如何にも元宮殿という風格がある建物
リスボアカードを受付に見せて、受付の向かい側の
クロークに荷物を預けて身軽になる。
まずは1階の聖アルベルトへ、しかし見学はできなかった。
聖アルベルトの礼拝堂はポルトガル・バロック芸術の傑作だと
言われているので滅茶楽しみにしていたのに残念である。
私の一番楽しみにしていたのはこの三連式祭壇画。
ヒエロニムス・ボッシュ「聖アントニウスの誘惑」
三面すべてが聖人アントニウスの苦行が描かれている。
外扉
左はキリストの捕縛、右は十字架を担うキリストに聖女ヴェロニカが
汗を拭くための布を差し出している。
なぜ、ボッシュの傑作がリスボンにあるのか?
ネーデルランドに逗留していたポルトガルの外交官が持ち帰って
16世紀前半に王室コレクションになった可能性が高いそうだ。
それにしても・・・・見飽きないずら。
時間が許せば、一日中この祭壇画の世界にどっぷりつかりたい