唄を忘れたカナリア | 謎のこうのとり 



唄をわすれたカナリア

昨日の事務所でのこと。

私のちょっとしたハナウタが全く通じなかった。
これはいつものことだし、自覚もあるので仕方なし。
しかし・・・しかし・・・

「黙っててくださいっ


あのさっちゃさんさえも怯えるあの眼差しで
しかも謎会の紳士に「まぁーやってみてください」
その後に「やれるもんならねっ」と続く言葉が
手にとるように想像できるあの口調で
言われたら、誰だって背筋が凍りつき
一言だって言い返しやしないずら。


そして、私は唄をわすれたカナリアになった。