器 | 謎のこうのとり 



日帰りで訪ねた丹波焼の里。

「これだ」と私の器アンテナにピッピッとくるものがないと
絶対買いませんし・・・と鋭い目つきで品定めした。
なぜかって?
実は食器棚が満員御礼状態なのだ。
「迷ったら買わない」主義の私・・・結構ケチケチしているけれど
器だけは気に入れば即買いしてきたからだ。



この藍より深し色の器。
ひと目で気に入った。
ああ~、まるで夜の海を見ているようだ。
夜の海って、深淵のそばに立ったような背中がぞくっとする
神秘さを感じるのは私だけだろうか。
まさにこの器は小宇宙ならぬ、小・夜の海。
この器、まけてもらって2つで1200円。
ええ買い物したずら。


一番手前の刷毛目の器。
店の片隅でほこりをかぶっていた忘れられた器、
ひと目見た時、哀愁が漂っていて買ってしまった。
「これいくら?」
「う~ん、なんぼやったかなぁ?1700円くらいやったかな?」
「え~1700円くらいぃぃぃぃ」
ちょっと不満気に言ってみる。
「ほな1500円にしよか」
ということで、2つ買った。


そして、買おうと思っていたスリップウェアの大皿と湯のみ。
そんなこんなで、食器棚に入るはずもなし。
今日は午前中、食器棚の整理して、なんとか納まったずら。