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6月中旬に周年記念の式典を開催する火曜日の謎会。

今、準備で忙しい。

年度末、新年度と重なって、担当の私はパニック気味。

式典には知事や市長に祝辞をいただくことになっていて、ご案内状を

送付していた。

知事の秘書から当日の詳細について連絡があったので、会長に

お伝えするため、携帯に電話した。

しかし私の苦手な留守番メッセージ、5分以内に伝えねばならない。


謎のこうのとり

頑張ったずら、最後に1を押してメッセージ完了、完璧ずらチョキ


そして、数分後、電話がかかってきた。


「はい謎の団体、こうのとりです」


「はい、こうのとりさん? 私の留守番電話にあなたのメッセージが

入っていましたが、どうもシークレットな内容もあったようなので

電話しました、お掛け間違いですよ」


優しくソフトな声の男性は原稿を読む如く、完ぺきに言うべきことを

言い、電話を切った。

がっくし汗


あらためて会長に電話すると、すぐに出たあせる

さっきの緊張感はなんだったのかっドクロ