ガス灯が灯る石畳を歩いていると、フランス大使館の前の壁には
アートな落書きがあった。
一体、何人の人たちの手による合作なんだろう。
この辺りはマラー・ストラナ(小さい側)と呼ばれ、言わば城下町。
先ほどマーガレットさんと見た水路はカンパ島にあるナ・カンピェ広場。
この広場の周りには近代美術館があり、アートなオブジェが点在していた。
素敵なレストランもあり、昼間もう一度来るといいよと勧めてくれた。
マーガレットさん、このLENNON VS LENINを見て大笑いしていた。
日本大使館の前でパチリ
菊は日本のエンペラーのシンボルなんですよーとマーガレットさんに
ガイドする私
このあとカレル橋へと歩く。辺りはますます薄暗くなり、いよいよ出るかと
思っていたら、カレル橋はライトアップされ、大層な賑わいずら。
橋の欄干には全部で30体の聖人像がある。
ほとんどがボヘミアの聖人だそうだ。その中でヤン・ネポムツキーが
特に有名。
投げ落とされた場所を示す十字架
ヤン・ネポムツキーはヴァーツラフ4世のプラハ司教。
ヴァーツラフ4世の王妃の懺悔を聞く係りだった、ある日王が王妃の懺悔
内容を明かすよう求めるが、これを拒否した。
そのため王の怒りにふれ、縛ってカレル橋から川に投げ込まれた。
彼の死体が浮きあがる時、川面に不思議な5つの星が現れた。
そして、その星は彼の頭をとり囲み輝いた。
今は橋の守護聖人として崇められていて、チェコのほとんどの橋に
建っているそうな。
チェスキークロムロフの橋で撮ったネポムツキー
午後9時過ぎ、カレル橋にはまだまだたくさんの観光客。
この日の朝プラハに到着して、一日歩きまわった私はもうクタクタ。
少し朦朧としてきたずら。
つづく