メルローズに残るアビー | 謎のこうのとり 




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アビーにはロバート一世の心臓が埋葬されている。
前日、訪ねたホリールードアビーも廃墟だった。
この廃墟に立つと、その昔このアビーを彩ったステンドグラスや装飾具
失ったものへの想いがかきたてられ、悲哀の気持ちが湧いてくる。

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この石ひとつひとつにも歴史が刻まれているのだと思うと
感慨深い。


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きっとこの窓から見える景色は昔と変わっていない。


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スコットが愛した景色から車はメルローズという小さな町にやってきた。


ここで1時間ほどの自由行動。

駐車場の横には郵便局があったので、昨夜書いたポストカードを持って

中に入ると、なんと地元の方の行列。

皆さん、クリスマスカードやプレゼントを送るために来たようだった。

切手を買うのを諦めて、向かったのはアビー。



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以下の説明分はサイトからお借りしました。


最初の修道院は、1136年にスコットランド王デイヴィット1世の命令で

カトリック教会に属するシトー修道会の手により建てられ、1146年に

修道院の東側が完成し、残りの建物は50年以上もの月日を重ねて

増築されましたが、1300~1322年の間に3度と当時のイングランド王の

攻撃を受け破壊そして全壊。

スコットランド王の支援により再び復興しましたが、1385年再度

イングランド軍の放火を受け修道院は激しく損傷、その後修復工事は

100年以上も及んだそうです。

それから159年後の1544年、再度イングランド軍の侵略を受け、

これ以降メルローズ修道院は完全に修復されることもなく、機能を

失っていきました

入口右手のスコットランド王や貴族、グラスゴー主教などが眠る墓地から

見たメルローズ修道院。


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ゴシック様式で建てられた修道院は、彫刻などで複雑に装飾された

大きな窓枠や天井が印象的。

この地方で採れたくすんだピンクの砂岩で建てられている。



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身廊、そして左手には身廊よりも天井が低く造られている南側廊手の回廊の側壁に並ぶ窓も素晴らしい

サンクチュアリ(聖域)の上部。丸い形をした部分には彫刻が彫られている



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