火事の予告 | 謎のこうのとり 

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火曜日、謎会のため自転車で8分の距離にあるRホテルに行こうと

外を見ると、灼熱の世界だった。

炎天下、自転車でRホテルにたどり着く頃、私は確実に焼き豚となっているに

ちがいない。

事務所のあるKビルの真正面には路面電車の停留所があるので

ドアツードアー?を選ぶことにした。


謎会が終わり、Rホテル近くの停留所、熱気で朦朧としながら

路面電車を待っていると、知らないおばあさんが

 「あんた、梅雨は明けたぞね」と嬉しそうに教えてくれた。

私は暑い夏が苦手だから、嬉しくなかった。


事務所に戻り、ガリガリくんを食べ、ひと心地ついていると施設課の

Mさんがやってきた。

「明日、Kビルの1階湯とう室で火事が発生します」の予告だった。

事務所から消火活動をする勇気ある人を募りにきたのだ。


電話中のミニーちゃんの意向も確認せず、「ミニーちゃんが消します」と

答えた。

これは先輩の特権というものずら。


しかし、梅雨が明けたこのクソ暑いときに、なぜ火事なんだろう?

と、それが気になる私。