ペギー・グッゲンハイム美術館では、モンドリアン、クレー、ピカソ、
ミローの現代絵画が展示されています。
ジャクソン・ポロックの前では幾重もの人垣ができて、なかなか全体を
鑑賞できませんでした。
大きい現代絵画を展示するには、どの部屋もせまいのです。
絵画と展示室の広さはバランスが大切だと思いました。
でも、この建物は元々ペギーが住んでいたものなので、仕方ないですね。
美術館をあとにして、
36時間乗り放題のチケットを買って、
アカデミア美術館の前にある停留所から
水上バスに乗りました。
バスに乗っているほとんどの人が観光客、なぜわかるかと言うと
写真を撮っているからです。
私もその一人ですけど。
それにしても、なんてのろいのでしょうか
少し進むと、すぐに次の停留所です。
急いでいる時は歩いた方が、ずっと速い
この翌日の月曜日も水上バスを利用しました、月曜日ということで
通勤など地元の人が多かったのですが、私にとっての「のろさ」が
この街に住む人たちにとって、当たり前の速さなのです。
ベニスに来たら、独特の時間に身を任せ、楽しむことこそが
極意なのだと帰国する日に気付いたのでした