スキアヴォーニ同信会館の窓
スキアヴォーニ同信会館をあとにして、向かったのはサン・ザッカリア教会堂。
午後は4時から6時まで入ることができます。
教会の前では、午後4時開場を待つ人が教会前の広場に集まっていました。
教会の横には緑の小さい庭がありました。ベニスでは小さい広場をよく見かけましたが
庭と呼ばれるような空間は少ないように感じました。
サン・ザッカリア教会堂は9世紀に総督によって創設された貴族出身の尼僧の
ものだったそうです。
ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、
数回の改造で独特の外観。
また内部もゴシックとルネッサンスの混合です。
ヨーロッパの聖堂はステンドグラスで内部が彩られていますが、ここは
大理石の壁に美術館のように絵画が所せましと飾られています。
祭壇の真ん中にはペッリーニの祭壇画があります。
白い祭壇の柱とアーチは絵の中にも描かれていて、
絵と祭壇が一体となり、奥行きが感じられます。
1505年に描かれたべッリーニの絵の色は鮮やかで
とても美しい、祭壇の白い色によって、さらに際立って
いるように見えました。