好き嫌いで印刷会社を変えてしまった紳士のこと。
木曜日の謎の団体にやってきたが、元気がなくうなだれている。
私のところにやってきて、
「昨日、印刷会社を替えると言ったけれど、懇意にしている印刷会社の見積もりが
思ったよりも高かったこと、手間がかかることを配慮していなかった・・・など
自分の短慮が原因でご迷惑をかけました。やっぱり元の印刷会社に頼みます」
はぁー??なんですと。
でも、大の男が一旦あげた拳をおろすことは、とても勇気がいることだと
私なりに感じ入り、了承した。
その後、昨日、取引を中止しますと電話で言ったことは撤回しますと印刷会社の社長に
お詫びかたがた電話をしましたと連絡があった。
担当の方に早速電話すると、まだ社長から事の次第を聞いていなかった。
しかし、自分のせいで取引が中止しかけたという詳細はうすうす勘付いているものの
正確な理由は知らない様子。
しきりに私に真相を尋ねてくる。
「要するに・・・はっきり紳士のお尻が青かったということです」と
お茶を濁して電話を切った。
やれやれずら