金曜日の謎会には私の中学時代の同級生が謎の紳士として所属している。
その船舶を扱う会社経営のマリン紳士とお盆の頃に計画されている同窓会について
話しをした。
私はちょうどその日、パリにいる予定なので欠席の返信をした。
皆に宜しく伝えてねと卒業して一度も会っていない同窓生たちに向けて
伝言を託した。
マリン紳士は
「僕の初恋の女の子 〇〇さんだってこと知ってた?」と唐突に私に尋ねた。
実は・・・その子の家に遊びに行った時、その子はマリン紳士から届いた
熱烈なラブレターを私に見せてくれたのだ。
でも、その子が本当に好きだったのは別の男子。
その男子が親の転勤で関東地方に転校することになった。
クラスみんなで空港に見送りに行ったときに〇〇さんは
空港の喫茶店で悲しくって号泣していたのだ。
でも・・・・マリン紳士は「両想い」だったと勘違いをしている。
思い出ってそんなものずらね。
自分に都合よくいつのまにか美化してしまうものなのだ。