波心の庭 | 謎のこうのとり 

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松林の世界を堪能したあと、お京阪で東福寺方面に向かう。


鳥羽街道駅で下車。

小さい駅だが、駅員さんがとっても親切で良い気分になる。

途中で焼き魚屋さんのおじさんに道を尋ねる。


  「その角を曲がって、真っ直ぐ行ったら、光明院にぶつかるで。

   怪我せんようにな」

ぷっDASH! 良い人だ。



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東福寺の塔頭である光明院は「虹の苔寺」とも呼ばれ、

新緑・紅葉が美しい庭。

方丈前の庭園、「波心の庭」は背後の傾斜を生かして

重森三玲が作庭した名庭である

池泉式の枯山水庭園で、洲浜型の枯れ池に三尊石組みを配し

背後の植え込みで雲を表現しているという。


植え込みの高台には桜の木があり、苔の上に舞う桜の花びらが

緑の上に模様をほどこしていた。



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光明院は、観光寺院となることを避けたい住職の意向で非公開寺院であるが
参拝者は拒まないとのことで、志納して拝見させてもらうのだ。

受付もなく、玄関には中をくりぬいた竹筒があり、その中に志納する。
他の塔頭の拝観料が300円ということで、同額を納める。

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庭をながめ、静かな時間を過していると、観光タクシーのお客を連れた
運転手が大きい声で説明を始めた。
非常識である。

場所を移動して、再び静かに過ごしていると、またやってきて
講釈しながら、木魚を叩き始めた。
この空間がダイナシ。

観光タクシーの運転手の皆さんが、こんな非常識だと思わないが、
プロなら場所をわきまえて仕事をしてほしい。