先日のこと。
この日は、昼間からSホテルは宴会で賑わっていた。
同じ一階のフロアー、広い廊下を隔てたそれぞれの大広間で行われていたのは
老人大学の卒業式兼謝恩会、そして大学の卒業謝恩会。
一方のドアからは年老いたおばあちゃんが、もう一方のドアからは袴姿のうら若き乙女が
出たり入ったりしている。
よくよく観察していると、元気なのはおばあちゃんの謝恩会なのだ。
日頃からお得意の自己流の舞の練習を廊下で盛大にしている。
大広間からは、元気な声(決して上手くはない)で熱唱している。
エネルギーが部屋からあふれ出しているかのようだ。
それに反して、大学の謝恩会の静かなこと。
ほとんどの女子大生が袴姿、慣れない格好で今イチ、いつもの元気が出ないのか。
それとも超氷河期、就職が決まらず不安な気持ちなのか・・。
とにかく年齢は関係ないのだ。
楽しむときは思いっきり楽しむことが大切なんだよとおばあちゃんたちが
教えてくれている。