地下鉄Odeon駅で下車し、地図を見ながら中世美術館クリュニー館へ向かう。
警察官がいたので、地図を見せて道を尋ねた。
「こっちの道をまっすぐ行って」・・・でも地図とは微妙に違うようだけど、警察官の
言うことなら間違いないだろうとドンドン歩く。
すっするとSt.Michel駅まで来てしまった。
道が一本ずれていたのだ。
近くのパン屋のおじさんに道を聞いて、やっと到着。
15世紀末に建てられたクリュニー館は中世の面影を残す歴史ある建物だ。
1330年ごろ、クリュニー会の大修道院長ピエールが左岸に残る古代ローマの
浴場跡と、その隣の土地を買って館を建てた。それ以来、当会の大修道長は
ブルゴーニュ地方クリュニーにある巨大な修道院には住まず、このパリの
居館で暮らすようになる。今の建物は15世紀末に建て替えたものである。
現在は、各部屋に絵画、彫刻だけでなく、家具や陶磁器といった日用品まで
中世美術のさまざまな品を展示しているのだ。
つづく