息子の名前で応募した試写会、見事当たって
「ゴールデンスランバー」を見た。
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。シネマトゥデイ
あーおもしろかった。
原作を読んでいたけど、映画は映画の面白さがあった。
派手なシーンはないけれど
登場人物一人一人の個性がうまく表現され、ハラハラドキドキしたり
ほろリとしたり、笑ったり・・・・・いろんな意味で楽しむことができる
映画だった。
私たちは大きい何かや、メディアが作り上げるイメージを信じて
日々を送っている。
しかし、個人の思い出の中にこれだけは譲れない、例えそれが辛いものであったとしても
大切なもの、信じるものが積み重ねられている。
その一つ一つがその人を作り上げてきたものだとしたら、誰もそれを壊すことはできない。
犯人に仕立てられた主人公の父親がテレビカメラに向かって言う。
「あなた方は息子の何を知っているのですか。
私は息子が素っ裸で生まれてきた時から知っている。
母親は息子がお腹にいた時から知っている。
その私たちが息子は犯人ではないと言うのです。
息子よ、ちゃちゃと逃げろー」
この映画を見た後、人と人をつなぐもの・・・・そのことを今一度考えるのだ。