危険な夕食 | 謎のこうのとり 



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滋賀近代美術館をあとに、再び高速道路に。

なんと高速道路を走って、少ししか経っていないのに

早くもSAで休憩。

あたりは夕暮れから夜へと暗くなっている。

暗い中、ホテルを探すのは大変だと心の中で心配するが、

妹夫婦は悠長にかまえている。


駐車した先にレトロなお店発見。

「営業中」の看板、すりガラスの向こうからはあたたかな灯りがもれていた。

吸い寄せられるように、ドアを開ける。

う~ん、重い、きつい、開かない。

「営業中」と書いているのに、どういうことよっと側面から見ると


Mysteriouskonobird   謎のこうのとり なんとっ、せまっあせる


これはお店ではなかったのだ。

私のように、だまされて、ふらふらと立ち寄り、力の限り戸を開こうとする人も

たくさんいるはずずら。


このあと無事、ホテル到着。

値段通りのホテル、文句は言うまい。


夕食を食べに出かける。

ホテルの前の道は交通量も多く、おまけに歩行者が歩く道がない。

すぐ真横を車がすり抜ける危険な道だった。


三人は、手が車に当たらないように、身体の前で腕組みをし

一列になって、もくもくと歩く。

これって変だよねと妹と笑いながら、歩くので余計にお腹が空いてきた。

8分くらい歩いた所に「ちゃんぽん」の店があったので、

ケチケチ旅行にふさわしいと、三人でもくもくと食べたのだ。


帰り道、もっと暗がりになった危険な道をやっぱり縦一直線になって

歩いたのだった。

                                   つづく



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