ロンドンの旅 つづき
トイレどこーと、この際恥じらいもなく大きい声で尋ねるおばちゃんの私。
緊急事態と察したのか、「階段をダウンして、すぐだよー」
はぁー 間に合った
美術館のトイレに行っておけばよかったなぁとブツブツ独り言。
さっきのエントランスを通るとき、チト恥ずかしい私は
「Safe、Safe、サンキュ」と、この場合、適切な言葉なのか、よくわからないまま
お兄さんの前をさっさっーと小走りに通り過ぎるのであった
さて、なぜ私がこのケンウッドハウスを訪ねたかというと
ここにはフェルメールとレンブラントの絵があるのだ。
伯爵のお屋敷の調度品はすばらしい。(さわってはだめずら)
豪華な部屋には、それぞれすばらしい価値のある絵が飾っている。
美術館というより、建物探訪の渡辺さんのように
思わず「ほほっおーすばらしい いやはや、いいですねぇ」と
各部屋を見せてもらったという気楽な感じさえする鑑賞なのだ。
お腹も空いて、疲労がピークを迎えようとしているのにお目当ての絵に
なかなか行きつかない。
そこで、建物のほぼ真ん中に位置するミュージアムショップに行き、
お土産用フェルメールポストカードを指差しながら
「この絵はどこにある」と尋ねる。
とっても親切な紳士は案内してくれた。
なっなんと先ほど、トイレから出て、さっさっーと小走りした角の部屋だった。
ふぅー慌てる乞食はもらいが少ない・・・違うかっ