例年、立春が過ぎると早々と出すお雛様。
そして、3日が過ぎると元の箱の中にお戻りいただく。
今年はいつもより遅くなってしまった。
お久しぶりずら、お雛様と声を掛けながら、飾る。
25年前、九州の空港で買い求めた蛤に入ったお雛様。
20年前に島根の小さい工房で買い求めたお雛様。
私が10才の時、台風により家が水没してしまった。
その時、妹と私の雛人形はじめたくさんの思い出の品が
すべてダメになってしまった。
そして、13年後父母が私に贈ってくれた雛人形。
これらの雛人形を出すたびに思い出すことがある。
1年に1度飾る雛人形は、たくさんの思い出とともに
箱から出てくるのだ。
お久しぶりずらね、そうそう、あんなこともあったねと
心の中でつぶやきながら・・・・・・。