きっと雪が降っているんだろう。
平地でも、冷たい風と垂れ込めた灰色の雲。
毎日こんな天気だと、いくら立ち直り超特急の私でも
ため息の連続だろうな。
事務所で仕事をしていると、4年前担当していた謎の団体で
幹事だったK紳士が訪ねてきた。
ムーミンのような風貌に、いつもホッとさせられる大好きなお方。
4年前、大きい会議があった時、運営担当だったK紳士は
私に助けを求めてきた。
「こうのとりさん、手伝ってくれないかな」
決して弱音などはかない責任感の強いお人の言葉。
余程、困っていたのだ。
しかし、事務所の運営上、手伝うことができなかった。
あれから、私はずっと後悔していた。
そして、4年後の今年。
昨年の6月、K紳士はこの大きな会議の行方をとても心配していた。
「指示を出す人がいても、実際に動く人がいない。
全く机上の空論のようなものだ」と。
そして半年後、その心配は現実のものとなり、過去の実績をかわれた
K紳士は今頃になって、運営を任されることとなった。
「遅すぎる。ホントは断ろうかと思ったけど、結局受けてしまった」
ワタクシ、4年前の後悔を元に、今回はK紳士の手となり足となり
お手伝いさせていただきます・・・と心に誓った。
今日、書類を届けてくれたK紳士に一言私なりに気づいたことを
申し上げる。
K紳士曰く 「今こうのとりさんが言ったこと、こうのとりさん写真入で
書類に載せたら、効き目があるね」
思わず、ぎろっ
とニラミをきかせ、腕組みのポーズをする私。
これじゃ、怖すぎて皆さんビビるずらよ
。
あっ
それが狙いなのね。
こんなことでお役に立てるのなら、いくらでもビビりポーズやるずらよ。
そうそう、ライトは強めに下から当ててね。おっほほほ![]()
