今夜はクリスマス・イヴ
妹から、お昼に「今年はケーキなし」のメールが届いた
仕様がないずら、不況だもの。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。
謎の団体に属する紳士より、クリスマスケーキを頂戴いたしました。
そして、クリスマス・イヴだというのに今夜は仕事だった。
ETさまが、はりきって企画された忘年宴会はシナリオ通りにつつがなく
終わり、ETさまは大変満足なご様子だった。
1年に2回くらいしか謎の会議に出席されない紳士がいる。
いらっしゃる時は、大抵自社名いり団扇とか、カレンダーを
配ってくださる。どちらかと言うと、このためだけに出席しているのだ。
今夜も、来年のカレンダーとメモ用紙を大量にご持参になった。
意外と皆様お気に召したようで、メモ用紙はすっかりなくなってしまった。
やれやれと思っていたその時、無意味にバシバシと背中を叩く紳士が
手に丸めたカレンダーを持っていた。(バシ紳士と呼ぶ)
バシ紳士は、調子に乗って、他の紳士の奥様の背中を叩いたり
カレンダーで頭を小突いたり、とても凶暴になっていた。
そのバシ紳士がカレンダーを手にして、私に闘いを挑んできた。
私はその時、両手に荷物を持っていた。
「両手がふさがっているのに、この無礼者、来年、その闘いに受けてたとう」と
捨て台詞を残し、ちょうど開いていたエレベーターに飛び乗ったのだ。
まったく、とんだクリスマス・イヴずらよ