「Yさん、どぉ?」 「もう、ダメっす、クリスマスはまた1人ですよ」
【どぉ?】だけで、Yさんに伝わるくらい、Yさんの頭の中は彼女欲しいで
いっぱいなのだ。
まだ、1か月あるじゃん、希望を持って、諦めたらだめずらよと
励ます私。
しかし、Yさん元気がない
おばさんの私から見れば、いい子なんだけどなぁ。
先日の不動産屋の二代目といい、見る目がある女の子は
どこかにいないものかっ
今朝は通勤途中の公園に寄り道した。
一晩中降った雨にふるい落とされたイチョウの葉が黄色の絨毯になっていた。
イチョウの幹の根元では、ギンナンを探すお方がいた。
降り積もった葉で探すのもやっかいに違いない。
ギンナンを探すのと、彼女を探すのと
どっちも難しいのだ。