地雷の行方 | 謎のこうのとり 

   「楽に見える道ほど、地雷が多い」

先日、見た映画のセリフのひとつ。


私は1か月に1度無性に日頃気にしない小さなことにさえ

腹が立ってたまらない期間がある。

アラフィフに突入し、この怒りの濃度がより一層濃くなった気がする。

これは所謂「更年期障害」に違いない。

そして、まさに私自身が道の奥に埋まっている地雷なのだ。


今朝、私のお気に入りのチャイラテが1個もなかった。

先週、買ったばかり、しかも1度も飲んでいないのに・・・だ。

犯人は「母」しかいない。

しかし、今日また買えばよいのだとグッと地雷のスイッチを入れるのを

やめる。


私が大切にしていた山野草の鉢植えが今朝、土ごとなくなっていた。

母が枯れたと勘違いして、捨てたのだ。

地雷のスイッチに手が伸びかけたが、かろうじて抑える。


そう・・・・地雷は周りの人を巻き込みながら、自分までも

木っ端微塵になるのだ。

人も傷つけ、自分自身も傷つけてしまう両刃の剣。


こんなときは時が過ぎるまで、ひとり静かにいたいのだ。

夜、ネットで1人で旅する乗り物の空席を探す私。