損保ジャパン東郷青児美術館
ジョットとその遺産展
この展覧会は妹の希望により、スケジュールに組み込んだ。
この手の宗教画に興味がない私は、この機会に勉強してみようと
イヤホンガイドを借りる。
うーむ、なかなか奥の深い意味が一枚の絵にちりばめられているのだ。
しかし、この絵は本来聖堂にあってこそ、より感動が増すのではないかと
思った。
絵画の祖とも呼ばれているゴシック絵画最大の巨匠。その作品は後のルネサンス期に活躍した画家に多大な影響を与えると共に、(宗教的)絵画を描く上での基準となった。イタリア絵画の創始者チマブーエ
がジョットの類稀なる画才を見出したとされ、それまでの宗教画に見られなかった浮き彫り的な空間表現や内面に迫る心理描写など、それまでの様式に革新をもたらし、新たな様式として確立する。初期から晩年にかけ作風(様式)は著しく変化しており、アッシジの壁画などジョット作と伝わっている作品の多くの作者帰属については、現在も議論が続いているものが多い。
サルヴァスタイル美術館より抜粋
この後、日本民藝館へ行く。 続く
だんだん飽きてきた私はイヤホンガイドを妹に渡し、さっさっと会場の最後に常設 しているゴッホの「ひまわり」やグランマ・モーゼスの絵を鑑賞したのだった。