今日、母の入院している病院に行ったときのこと。
母の病室には母よりも昔妙齢のご婦人が4名。
昨日、病室を訪ねたとき、そのご婦人たちは病人とは思えない
元気な声でおしゃべりしていた。
母に個室にしてもらったらと勧めたが、寂しくないからこの方がよいと言う。
今日、昼時に楽しそうにおしゃべりしながら、皆が食事をしていた。
賑やかな声の主は農業が仕事だったらしく、思い出話に花が咲いていた。
私には聞き覚えのない言葉がポンポン飛び交っている。
「あっぱっぱーを着ていたね」「ズロース」・・・・そのうち特に元気いっぱいの
おばあちゃんが「私は【さるまた】はいていたよ」と・・・・・。
「あれはおっさんの穿くものでしょう」と他のおばあちゃんがモガっている。
しかし、サルマタおばあちゃんは「いいや、はいていた」と強気な発言。
まぁ何を穿こうと自由だからねと一件落着。
母は昨日と打って変わって、とても元気。
食欲旺盛で病院食が美味しいと完食した。
やれやれ、この分だと早めに退院できそうだと一安心。
夕方訪ねた時、賑やかなサルマタおばあちゃんが退院した。
皆に住所を教えて、遊びに来てねーとお別れの挨拶をしている。
「あんたはいつ退院?」 「来週よ」 「9月やね」 「いや、来週って」
「だから、9月よね」 「もういいから、帰ったら」
ぷっ2人のおばあちゃんのやり取りに笑う母。
そのうち、あなたも仲間入りよ。そして私も・・・
