芸術は自然 | 謎のこうのとり 

芸術は自然の創造力と人間の創造力を結ぶ

  架け橋とならなければならない


 オーストリアの芸術家、画家、建築家

   フンデルトヴァッサーの言葉


今年2月、ウィーンにあるクンストハウスウィーンを

訪ねた。

ホテルから、地下鉄と路面電車をそれぞれ2度乗り継ぎ

ラデッキープラッツで下車する。

ここからは徒歩4分ほどだが、入り組んだ小さい道を

迷わないように、地図を片手に歩く。

ありふれた住宅街の一画に突然現れた斬新なデザインの

建物・・・クンストハウスウイーン。



斬新なデザインだけど、何故だか環境に溶け合っている。

なるほど、建物のあちこちに配している樹木が

まわりの景色との繋ぎの役割を果たしているようだ。



月曜日は入場料が半額。おまけに3枚綴りの絵葉書まで

おまけについてくる。

とっても得した気分になる。


建物内は撮影禁止なので、窓からの景色を撮る。



色使いが鮮やかな絵画は個性的で生き生きと描かれて

いる。 金や銀も多く使われていて、立体的な輝きが

より波打つ刺激を与えているように見える。


館内の起伏のある床面は自然の道を歩むようで

建物内にいるにもかかわらず、自然に囲まれた

ような錯覚を覚える。



館内のカフェに入ると、吹き抜けのガラスの窓から

灰色の空が見えた。

ジャングルみたいに緑がいっぱいなので、

屋外にいるような開放感がある。

クラッシック音楽が流れ、心地よい空間だ。



アップルパイは薄いクレープと

            ナマのリンゴを交互に重ねた

            ミルフィーユのようだ。

            クリームをつけないと

            リンゴのすっぱさがきつい。




フンデルトヴァッサーの芸術が1つの建物となり

不思議な世界に飲み込まれたかのような

素敵な美術館だった。