クッキー作りにはまっている大学生の甥は
おみくじで
凶 しか当てたことがない
ある意味、百発百中の男だ。
私は古刹巡りが大好き。
息子がおちびの頃より、1年に2~3回は
京都へ行き、古刹で「わび・さび」にひたった。
時々は妹と甥が一緒について来た。
神社仏閣にある「おみくじコーナー」
息子と甥は必ず所望した。
息子はいつも「吉」
甥はというと・・・「凶」
1度目は「まぁね」と笑って、気にも留めない。
しかし、1日に3回も「凶」が出ると、さすがに
落胆する甥の後ろで、私は
「これ以上悪くならないってことよ」って慰める。
そのうち、甥がおみくじを開くのを楽しみに待つ私。
そして・・・・やっぱり「凶」がでる。
うな垂れる甥の手前、こっそりと
「やったー記録更新だー
」と心で叫ぶ。
わたしは「いけない伯母」である。