般若心経とは

般若心経は、仏教の経典の一つで、
般若経の中でも特に短く、
要点を絞ったものです。
その名前は、「般若」が「智慧」を、
「心経」が「心の教え」を意味しています。
つまり、この経典は「智慧の心の教え」を
伝えるものと言えます。

 

では、いつも通り解説動画から(笑)

 

 

 

 

般若心経の内容

般若心経は、空(くう)という概念を
中心に説いています。
空とは、物事が固定された本質を持たず、
すべてが互いに関連しながら生じるという
仏教の思想です。
この経典では、五蘊(ごうん)という
五つの要素(色・受・想・行・識)が
空であると説かれています。

般若心経の効果

般若心経を唱えることは、心を落ち着け、
自己の存在と世界の真実を深く
理解するための瞑想の一形態とも言えます。
また、この経典を唱えることで、
悩みや苦しみから解放され、
真の安心を得ることができるとされています。


以上が般若心経の基本的な解説です。
仏教の教えは深遠で奥深いため、
一度にすべてを理解するのは難しいかもしれません。
しかし、少しずつその意味を噛み締めながら、
般若心経とともに自己の内面と向き合うことで、
新たな視点や深い洞察を得ることができるでしょう。
興味を持った方は、ぜひ一度詠んでみてください。
般若心経の世界が、あなたにとって
新たな発見と成長のきっかけとなることを願っています。

ご存じの方もこの機会に
般若心経訳を

観自在菩薩(かんじざいぼさつ):
観世音菩薩(観自在菩薩)は

行深般若波羅蜜多時(ぎょうじんはんにゃはらみたじ):
深く般若波羅蜜多(智慧の完全な理解)を行いながら

照見五蘊皆空(しょうけんごうんかいくう):
五蘊(すべての存在を構成する五つの要素)が
すべて空(本質的には存在しない)であると照らし見ると

度一切苦厄(どいっさいくやく):
すべての苦しみから解放される。

舎利子(しゃりし):
シャリプトラ(釈迦の弟子)

色不異空(しきふいくう):
色(物質)は空(本質的な存在)と異ならない

空不異色(くうふいしき):
空も色と異ならない

色即是空(しきそくぜくう):
 色そのものが空である

空即是色(くうそくぜしき):
空そのものが色である

受想行識(じゅそうぎょうしき):
受け取る感覚、思考、行動、認識も

亦復如是(やくふくにょぜ):
同様に。

舎利子(しゃりし):
シャリプトラ

是諸法空相(ぜしょほうくうそう):
これらすべての法(現象)は空の性質を持つ

不生不滅(ふしょうふめつ):
生まれもせず、滅びもしない

不垢不浄(ふくふじょう):
汚れもなく、清浄でもない

不増不減(ふぞうふげん):
増えもせず、減ることもない

是故空中(ぜこくうちゅう):
だから、空の中には

無色(むしき):
色もなく

無受想行識(むじゅそうぎょうしき):
受け取る感覚、思考、行動、認識もなく

無眼耳鼻舌身意(むげんじにびぜっしんい):
目、耳、鼻、舌、身体、意識もなく

無色声香味触法(むしきしょうこうみそくほう):
色、音、香り、味、触感、法(物事のあり方)もなく

無眼界(むげんかい):
目の領域もなく

乃至(ないし)無意識界(むいしきかい):
そして意識の領域もなく

無無明(むむみょう):
無知もなく

亦無無明尽(やくむむみょうじん):
無知の終わりもなく

乃至(ないし)無老死(むろうし):
老いと死もなく

亦無老死尽(やくむろうしじん):
老いと死の終わりもなく

無苦集滅道(むくじゅうめつどう):
苦しみ、その原因、その終息、そしてその道(八正道)もなく

無智亦無得(むちやくむとく):
知恵もなく、得るものもなく

以無所得故(いむしょとくこ):
得るものがないから

菩提薩埵(ぼだいさった):
ボーディサットヴァ(菩薩)

依般若波羅蜜多故(いはんにゃはらみたこ):
般若波羅蜜多(智慧の完全な理解)に依存するから

心無罣礙(しんむけいげ):
心に障害がない

無罣礙故(むけいげこ):
障害がないから

無有恐怖(むうきょうふ):
恐怖がない

遠離一切顛倒夢想(えんりいっさいてんとうむそう):
すべての逆さまの夢想から遠ざかる

究竟涅槃(くうぎょうねはん):
最終的には涅槃(究極の解放)に達する

三世諸仏(さんぜしょぶつ):
三世(過去、現在、未来)のすべての仏

依般若波羅蜜多故(いはんにゃはらみたこ):
般若波羅蜜多(智慧の完全な理解)に依存するから

得阿耨多羅三藐三菩提(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい):
阿耨多羅三藐三菩提(最高の覚醒、つまり仏陀の覚醒)を得る

故知般若(こちはんにゃ):
だから、般若(智慧)

波羅蜜多(はらみた):
波羅蜜多(完全な理解)

是大神咒(ぜだいじんじゅ):
これは大いなる神の呪文

是大明咒(ぜだいみょうじゅ):
 これは大いなる明の呪文

是無上咒(ぜむじょうじゅ):
これは無上の呪文

是無等等咒(ぜむとうとうじゅ):
これは無等等(比較できない)の呪文

能除一切苦(のうじょいっさいく):
すべての苦しみを除くことができる

真実不虚(しんじつふこ):
真実で、虚偽ではない

故説般若波羅蜜多咒(こせつはんにゃはらみたじゅ):
だから、般若波羅蜜多の呪文を説く

即説咒曰(そくせつじゅえつ):
すなわち、その呪文を唱える

羯諦羯諦(げてげて):
ゲーティ、ゲーティ(行け、行け)

波羅羯諦(はらげて):
ハーラー、ゲーティ(彼岸(悟り)へ、行け)

波羅薩婆訶(はらさっぽか):
パーラサッポーハ(すべてが達成された)


般若心経(はんにゃしんぎょう)

以上が般若心経の全文の現代日本語訳です。
この経文は、仏教の深遠な教えを短く
凝縮したもので、その意味を理解することは
容易ではありません。
しかし、その言葉を唱えることで、
心の平和や深い洞察を得ることが
できると言われています。

般若心経の世界が、✨あなた✨にとって
新たな発見と成長のきっかけとなることを願っています。
では、次の記事でお会いしましょう。(南無(笑)