【海外競馬】キングジョージ回顧・ナッソーステークス展望 | ワイビーのブログ(おもに競馬)

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土曜の深夜、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを見ることができました。

 

シュヴァルグランが出走した昨年は見ることができましたが、今年は日本馬の出走もなく、見られるのかなぁと思っていたらGCで生中継してくれていました。

 

出走頭数わずか3頭立てと、英国上半期最大のレースにしては寂しいメンバー構成となった今回、勝ったエネイブルの強さだけが際立ったレースとなりました。

 

前のソヴリン、後ろのジャパンと、オブライエン勢に挟まれるような形で進んだレース。直線手前から激しく手綱をしごいて突き放そうとするソヴリンに対し、エネイブルは持ったまま。いざ追い出されるとあっさり先頭に立って突き放しました。

 

エネイブルのキングジョージ3勝は史上最多。ケガで出走できなかった4歳時を除き、出走機会では3連勝となります。他にも凱旋門賞連覇、北米ブリーダーズカップを優勝しており、海外芝長距離路線の主要レースと全て勝っているというダビスタでしか見られないような戦績です。

 

欧州では異例とも言える6歳で現役生活を続けているエネイブル。今でも数十年に1頭いるかいないかの超名馬ですが、もしも凱旋門賞3勝目を挙げたら、百年以上語り継がれる馬になることは間違いないでしょう。

 

さて、今週は30日に日本馬ディアドラが出走を予定している英GⅠナッソーステークスが行われますが、こちらも魅力あるメンバーがそろいました。

 

フランスからは4戦4勝の3歳牝馬タキール、イギリスからはエネイブルと同じゴスデン厩舎所属で6連勝中のタキール。アイルランドのオブライエン厩舎のマジックワンドに、フランスオークスを制したディープインパクト産駒のファンシーブルーなどが登録しております。連覇を狙う日本のディアドラですが、昨年に比べると強化されたメンバーと対戦することになります。

 

それにしても、海外の地でディープインパクト産駒とハービンジャー産駒が対戦するとか、なんだか不思議な感じがします。

 

今のところエネイブルとラブが2強を形成している凱旋門賞路線ですが、もしかしたらこの中から2強を脅かす存在が現れるかもしれません。