5月もあっという間に終わってしまいそうですね。

月末にはいつもお世話になってる染め屋さんが東京にいらっしゃるそうで、久々にお会いできるのが楽しみです。

 

さて、先日通販で頼んでた数寄屋袋が届きました。

帯で有名な桝屋高尾さんの、ねん金つづれの帯地を使った物です。

 

 

光の当たり方で色合いが変わるのが美しいです。

タッセルもキラキラしててかわいい🫶

やや小さめでしたが、入れてみたら十分入りました!

 

中に入れるのは、懐紙挟みとお菓子楊枝、出帛紗も使い帛紗。

 

懐紙は流派で決まったものを使っています。

 

 

もみ紙って他の流派でもあるのでしょうか?

お濃茶をいただいた後、飲み口を拭うのに使います。

懐紙の束にも数枚入ってるのですが、すぐ無くなっちゃうので別に購入してます。

 

 

少しざらっとした紙質。

 

 

このように折って使います。

 

 

それと帛紗。

出帛紗と使い帛紗の2枚です。

使い帛紗はお点法中、お道具を清めるのに使い、

出し帛紗はお濃茶をお客様に出す時、お運びする時、頂く時に使います。

 

使い帛紗、左側につける流派が多いそうなのですが、遠州流では右につけます。

お武家さんだから刀をかける左側は空けておくのかな?と思ったのですが違うようで、

利休さんの孫の千宗旦さんが生まれつき左利きだったから宗旦さんに続く表千家、裏千家、武者小路千家は左だとか。

宗旦さんが左利きだったという文献があるそうです。

 

 

遠州流の帛紗は寸法が縦横で五分異なっていて、このように半分に折るとぴったり重なりません。

これは「満つれば欠くる」という遠州流の考え方からきていて、完全なものよりも少し足りないものに美しさを感じるという、不足の美から来ているそう。

こうしたお道具にも想いがこもっていて、理由を知ると面白いですよね〜

 

 

以前使っていた数寄屋袋はこちら。

これも大好きです。ボタンのところの布が切れてしまって新しいものを購入したのですが、しばらく捨てられなさそう…


 

    

 

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