遠州流では毎年、新年と夏にお家元が帛紗の図案をお考えになります。
ご先代の紅心宗慶宗匠がお好みの帛紗を始められたとお聞きしました。
今年の帛紗はこちら。
す、素敵…!虎は言わずもがな寅年、その虎を囲むのは今年の歌会始のお題、窓です。
このまま染め帯にしたいくらい素敵です。
虎のお顔もなんともいえない可愛らしさです。
窓のてっぺんには小堀家の家紋である七宝があります。
色もこちらだけではなく、毎回3色あるのでどれを選ぶか毎回迷います。確か今回はこの色と、黄色、紺に近い紫だったような気がします。
受付の方に「どれが人気ですか?」なんて聞きつつ、結局毎回最初にびびっときた色を選んでいる気がします(笑)
裏側は窓の先に藤。
帛紗を捌く際、お客さまに見える方です。
新年の帛紗は年末に受け取り、お点初で下ろすことになっています。ですがお点初では懐中するのみで使うことは無いので、月末の初稽古の際に使います。
まだ気が早いですが夏の帛紗も楽しみです。昨年の帛紗も素敵だったなあ。時間を見つけて今までの帛紗をブログに上げていけたらと思います。